USCPA(米国公認会計士)のCore科目のひとつであるAUD(監査及び証明業務)は、「範囲が広いFARより気は楽だが、実務経験がないと感覚がつかみにくい」と言われることがあります。この記事では、AUDの合格率の目安と、多くの受験者が壁に感じやすいポイントを整理します。

<この記事の対象者>・AUDの難易度がどの程度か知りたい方・他のCore科目との違いを知りたい方・AUD対策の方向性を先に把握しておきたい方

結論:AUDは「暗記」より「監査の論理」でつまずきやすい科目です

AUDは、FARほど出題範囲の細かさに苦しむ科目ではありませんが、「なぜその監査手続きが必要なのか」という理由を理解していないと得点が伸びにくい科目です。用語を覚えるだけでなく、監査のプロセス全体の流れをつかむことが対策の中心になります。

AUDの合格率の目安

AICPA公式データによる2026年第2四半期時点の累計合格率は、AUD約49%とされています。Core3科目(AUD・FAR・REG)の中では中位に位置しますが、この数値は四半期ごとに更新されるため、最新の数値は必ずAICPA公式サイトでご確認ください。

AUDでつまずきやすい3つの理由

1. 実務経験がないとイメージしにくい
監査法人での実務経験がない受験者にとって、「リスク評価」「内部統制の評価」「証拠の入手」といった監査プロセスは、言葉だけでは実感がわきにくい分野です。

2. 専門用語が英語で登場する
独立性(independence)、職業的懐疑心(professional skepticism)、重要性(materiality)など、日本語の会計士試験にはない概念や用語が多く登場します。

3. 「なぜ」を問う問題形式
単純な暗記では対応できず、「この状況で、監査人が次に取るべき手続きはどれか」というように、状況に応じた判断を問う問題が中心になります。

対策の方向性

AUDは、テキストで監査プロセスの全体像(リスク評価→内部統制の評価→実証手続→結論形成、という大きな流れ)を先につかんでから、問題演習で「なぜその答えになるか」を繰り返し確認する進め方が有効です。出題範囲の詳細は、AICPAが公表するBlueprint(試験仕様書)で確認できます。

よくある質問

Q. AUDは実務経験がないと合格できませんか?
A. 実務経験がなくても合格している受験者は多くいます。ただし、監査の一連の流れを具体的にイメージできるよう、テキストの図解や事例を丁寧に読み込む必要があります。

Q. FARとAUD、どちらを先に受けるべきですか?
A. 決まりはありません。会計知識に自信がある方はFARを先に、監査・内部統制の考え方に興味がある方はAUDから始める、といった選び方が一般的です。

あわせて読みたい

AUDの出題エリアを、公式のBlueprintで確認できる範囲で整理しています。

【AUDの出題範囲】大きな流れから全体像をつかむ(ホワイトボードで職業倫理から結論形成までの流れを示す女性)
AUDの頻出論点・出題範囲|Blueprintで確認できる出題エリアAUDの出題範囲は、AICPAが公表する試験仕様書(Blueprint)で定義されています。この記事では、Blueprintで示されてい...

AUDの勉強法を、「状況→リスク→手続き」のつながりで理解する進め方で紹介しています。

【AUDの勉強法】「なぜその手続きか」を理解する進め方(自宅のノートに「状況→リスク→手続き」と書く女性)
AUDの勉強法・攻略法|「なぜその手続きか」を理解する進め方AUDは、用語を覚えるだけでは得点が伸びにくい科目です。この記事では、監査の「論理」を理解しながら進めるための勉強法を整理します。 <こ...

AUDの勉強時間を、インプット・演習・復習への配分から考える記事です。

【AUDの勉強時間】総時間より「配分」で考える(インプット・問題演習・復習に分けた付箋と砂時計)
AUDの勉強時間の目安|インプットと問題演習の配分を考えるAUDにどれくらいの勉強時間をかければよいのか、目安が分からず不安になる方は少なくありません。この記事では、決まった時間数を目標にするの...

2024年からのCore+Discipline制の仕組みと、Disciplineの選び方、合格の有効期間の扱いを整理しています。

【CPA Evolutionとは】Core+Discipline制のしくみ(3つの積み木と選ぶ手)
CPA Evolution(Core+Discipline制)とは?2024年からのUSCPA試験の仕組みを整理USCPA(米国公認会計士)の試験は、2024年1月から、CPA Evolutionと呼ばれる新しい仕組みになりました。この記事では、A...

e-study CPAでできること・できないことを、機能ごとにまとめています。

【e-study CPAの機能】日本語訳・解説・復習・模試(問題・解説・ホーム画面を表示したスマートフォン3台)
e-study CPAでできること|6科目・1,696問・日本語訳・解説・復習・模試の機能まとめe-study CPAは、USCPAの問題演習をブラウザで行えるサービスです。この記事では、現在確認できる機能を、できることとできないこ...

記事全体を順番に読み進めたい方は、完全攻略マップをご覧ください。

【USCPA完全攻略マップ】初心者から合格・転職までの勉強法を徹底解説(大学キャンパスで学ぶ4人の学生)
【USCPA完全攻略マップ】初心者から合格・転職までの勉強法を徹底解説「USCPAって何から調べればいいの?」「独学と予備校、どっちがいいの?」「FARとAUD、どっちが難しいの?」——USCPA(米国公認...

AUDの難易度を、実際の傾向で確認する。

e-study CPAなら、AUDの問題も日本語訳付きで解けます。

①
学び方を選ぶ

e-study CPAの学習モード選択画面。カテゴリ別に解く、ランダムに解く、模試を受ける、復習する(間違えた問題・保存した問題・模試の結果)が表示されている

カテゴリ別・ランダム・模試・復習から選択
②
問題を解く

e-study CPAの問題演習画面。英語の問題文と選択肢の下に、日本語訳が表示されている

日本語訳を確認しながら英文問題を演習
③
解説で理解する

e-study CPAの回答後の解説画面。正解、30秒解説、選択肢の理由、試験で覚えるポイントが日本語で表示されている

解説・選択肢の理由・試験ポイントを確認
6科目
対応
1,696問
収録
ブラウザ
ですぐ学習
AUD・FAR・REG・BAR・ISC・TCP

e-study CPAで問題を解いてみる →