USCPA問題集の2周目・3周目はどう回す?効率的な周回方法
USCPAの問題集を一通り解き終えたあと、「2周目は最初から全部解き直すべきか」「3周目まで回す意味はあるのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。周回の回し方によって、限られた時間の使い方が大きく変わります。
この記事では、問題集を周回するときの考え方を、周ごとの目的に分けて整理します。
<この記事の対象者>
・問題集の1周目を終えて、2周目の進め方に迷っている方
・全問を何周も解く時間が取れない方
・周回ごとに何を変えればよいか知りたい方
結論:周回ごとに「対象を絞る」のが基本です
1周目は全体を一巡して、間違いや自信のない問題に印をつけます。2周目以降は、全問を均等に解き直すのではなく、印のついた問題や弱い単元に絞って重点的に回すと、時間を効率よく使えます。
周回ごとの目的と進め方

| 周回 | 目的 | 進め方の例 |
|---|---|---|
| 1周目 | 全体像をつかむ・弱点を見つける | 一通り解き、間違い・自信なしに印をつける |
| 2周目 | 印のついた問題の理解を固める | 印つき中心に解き直す。正解で自信があった問題は、時間に応じて軽く確認する |
| 3周目 | まだ残る弱点を潰す | 2周目でも間違えた問題と、正答率の低い単元に絞る |
| 仕上げ | 定着の確認 | 時間をあけて、残った弱点を解き直す |
2周目で全問を解き直すべきか
時間に余裕があれば、全問を解き直すのも1つの方法です。ただ、時間が限られる場合は、次のように判断すると無駄が減ります。
- 1周目で自信をもって正解した問題:優先度を下げる
- 間違えた問題、または勘で当たった問題:優先して解き直す
- まだ手をつけていない単元:周回より先に、1周目を完了させる
3周目では「混ぜて解く」ことも試す
同じ単元をまとめて解くと、「この単元の問題だ」と分かったうえで解くことになります。RohrerとTaylorの2007年の研究は、数学の問題を対象に、異なる種類の問題を混ぜて練習すると、後の成績が高かったことを報告しています。3周目では、複数の単元の問題を混ぜて解き、どの論点の問題かを自分で判断する練習を入れる方法があります。
研究から分かること
Dunlosky らのレビュー(2013年)は、練習テストと間隔をあけた学習の有用性が高いと整理しています。また、Karpickeらの2008年の研究は、一度思い出せた内容を繰り返し読み直しても、後の記憶には効果が見られなかった一方、繰り返し思い出す練習には効果があったと報告しています。周回で「解ける問題をなぞる」より、「まだ思い出せない問題に絞る」考え方は、この点と整合します。
ただし、これらの研究は主に大学生などを対象にしたもので、USCPA受験生に限った結果ではありません。何周が最適かという数字を示すものでもありません。
よくある質問
Q. 周回は何周すればよいですか?
A. 決まった回数はありません。周回の数よりも、周ごとに弱点が減っているか(解き直しで正解できる問題が増えているか)を目安にしてください。
Q. 周回するうちに答えを覚えてしまいます。
A. 繰り返し解くと、答えを覚えてしまうのは自然です。理由を説明できるかを確認する、条件を変えて考えるといった工夫で、理解が伴っているかを確かめるのがおすすめです。
2周目の演習も、ブラウザで手軽に。
e-study CPAなら、カテゴリ別・ランダムなど、学び方を選んで問題演習を進められます。
参考にした情報
- Dunlosky, J. et al. (2013). Improving Students' Learning With Effective Learning Techniques. Psychological Science in the Public Interest.
- Karpicke, J. D., & Roediger, H. L. (2008). The critical importance of retrieval for learning. Science.
- Rohrer, D., & Taylor, K. (2007). The shuffling of mathematics problems improves learning. Instructional Science.
まとめ:周回は「回数」より「絞り込み」で考えます
問題集の周回は、1周目で全体を把握し、2周目以降は印のついた問題や弱い単元に絞って回すのが基本です。3周目では単元を混ぜて解く方法も試しながら、周ごとに弱点が減っているかを確認してみてください。


