USCPAで知らない英単語が多すぎるときの勉強法|全部調べる必要はある?
USCPAの問題文や解説を読んでいると、知らない英単語が次々に出てきて、調べているうちに問題演習が進まなくなる、という悩みはよく聞かれます。かといって、調べずに読み進めると理解があいまいになりそうで不安になります。
この記事では、知らない英単語を「全部調べる」必要があるのかを整理し、調べる語を選ぶ基準と、学習の流れを止めない進め方を解説します。
<この記事の対象者>
・USCPAの学習中に、知らない英単語が多くて手が止まる方
・単語を調べる時間が長く、問題演習が進まない方
・調べた単語をどう定着させればよいか悩んでいる方
結論:全部を調べる必要はありません
知らない単語を全部調べるのではなく、「解答に関わる語」と「何度も出てくる語」に絞って調べるのが、学習の流れを保つコツです。それ以外の語は、前後の文脈で意味を推測し、印だけつけて先に進みます。
なぜ全部調べると進まなくなるのか
調べるたびに、問題文から目を離し、辞書やメモに切り替え、元の場所に戻る、という作業が発生します。1回は短い時間でも、問題ごとに繰り返すと、問題を解く時間より調べる時間のほうが長くなることがあります。
調べる語を選ぶ3つの基準
| 語のタイプ | 基本の対応 |
|---|---|
| 解答の判断に直結する語(選択肢の違いを分ける語など) | その場で調べる |
| 同じ語が別の問題や解説で何度も出てくる語 | 調べて語彙メモに残す |
| 意味が分からなくても、文の大意や解答に影響しない語 | 印をつけて先に進む |
最初は「解答に関わるか」だけで判断して構いません。演習を重ねるうちに、頻出の語が自然と見えてきます。
文脈から意味を推測する手順
- その語が文の中でどんな役割か(名詞・動詞・修飾語など)を確認する
- 前後の文から、肯定的な内容か否定的な内容かを判断する
- 語の一部(接頭辞・語尾など)から分かることがあればヒントにする
- それでも分からず、解答に必要そうなら調べる。不要なら印だけつける
推測が外れても、その後に解説を読めば確認できます。推測してから確認する流れは、その語に注意を向けるきっかけにもなります。
調べた語を定着させる方法
調べた語は、次のような形で語彙メモに1行ずつ残しておきます。
- 英単語(会計用語ならその英語表記のまま)
- 意味(日本語)
- 出てきた問題や単元の名前
そして、週に1回程度、意味を隠して思い出す練習をします。Karpickeらの2008年の研究では、外国語の単語を学ぶ場面で、思い出す練習を繰り返すことが、単に見直しを繰り返すよりも後の記憶に効果的だったと報告されています。
語彙が少ないとどうなるか:研究からの示唆
Schmittらの2011年の研究(8か国の661人)では、文章の中で知っている単語の割合と、読解の理解度の間に、ほぼ直線的な関係があると報告されています。そのうえで、学術的な文章を読む場合には、98%程度の語を知っていることが現実的な目標だと示されています。
これは、未知語が多すぎる状態では、文脈から推測するにも限界がある、ということを示しています。頻出の語を優先して覚える意味は、ここにあります。ただし、この研究は一般的な英語の読解を対象にしたもので、USCPAの試験文章に限った数値ではありません。あくまで考え方の目安として参考にしてください。
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よくある質問
Q. 調べずに進んで、間違った意味で覚えてしまいませんか?
A. 印をつけた語は、解説を読んだあとや演習の区切りで確認する習慣をつけておけば、大きな問題にはなりにくいと考えられます。何度も出る語は、その時点で調べて語彙メモに残します。
Q. 学習を始める前に、単語だけ先にまとめて覚えるべきですか?
A. 決まった正解はありません。ただ、問題演習で出会った語を思い出す練習と組み合わせると、実際に使われる語に絞って覚えられます。まとめて覚える場合も、覚えたかどうかを思い出して確認する形にすると、見直しだけで終わりにくくなります。
参考にした情報
- Karpicke, J. D., & Roediger, H. L. (2008). The critical importance of retrieval for learning. Science.
- Schmitt, N., Jiang, X., & Grabe, W. (2011). The percentage of words known in a text and reading comprehension. The Modern Language Journal.
まとめ:調べる語を絞れば、流れを止めずに語彙を増やせます
知らない英単語は、全部調べる必要はありません。解答に関わる語と、何度も出てくる語に絞って調べ、それ以外は文脈で推測して先に進みます。調べた語は語彙メモに残し、定期的に思い出す練習をすることで、負担を抑えながら語彙を増やせます。