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英語力ゼロでも大丈夫?USCPA合格に必要な英語力 | 米国公認会計士

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USCPAと聞くと「英語がペラペラじゃないと無理では?」「TOEIC900点くらいないと厳しいんじゃ」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では純ドメUSCPAの筆者が実体験とともに、試験合格に必要な英語力を4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)に分解して考察していきます。

また、合格後のキャリアアップに向けて必要な英語力や転職対策も紹介していますので、是非ご覧ください。

<この記事の対象者>
・USCPA試験へのチャレンジを検討している方
・英語があまり得意ではない方

実績公開:USCPA(米国公認会計士)合格者の英語レベルは?

統計データは持っていないので、筆者(純ドメ)の勉強開始時点と合格時の英語力を紹介します。

<筆者の英語力>
USCPA勉強開始時点:TOEIC680点
USCPA合格時点:TOEIC830点

英語力の参考としてわかりやすいTOEICスコアを載せています。

いずれも決して高い数値ではないかもしれませんが、USCPAの勉強を通じてスコアが大幅アップしています。これは学習を通じてリーディング速度が高まったことによると思います。

勉強開始時点でもっと低いスコアだった知人もたくさんいますので、このスコアが必要ということではありません。一つの参考程度に受け止めていただければと思います。

USCPA(米国公認会計士)試験合格に必要な英語力を4つに分解して考察

リーディング:要求レベル「高」ー専門用語のインプットがカギ

短時間で英文を読む能力は必要なので、それなりのリーディング力は必要です。 しかし、出てくる表現は限定的なので、専門用語を集中的に暗記してしまえば問題なく読めるようになるはずです。

ただし、最低限の文法力は前提になりますので、英文法に不安がある方は先に中学レベルまでの文法を復習した方がその後の勉強効率がグッと上がるでしょう。

USCPA試験では高度な文法は全く必要ありませんので、時間を掛けて勉強する必要はありません。以下のテキストなら1日集中すれば終わると思いますので、不安な方は軽く復習しておきましょう。

学研教育出版 (編さん), 山田 暢彦 (監修) 学研プラス (2011/4/12)

ライティング:要求レベル「中」ーテンプレートで対応可能

BEC(Business Environment & Concepts)の科目の中でWritten Communicationとしてライティング力が問われる問題が出ますが、パターンが限られているため、高いライティング力は必要ありません。

高得点を取るためにはライティング力も必要ですが、ライティング力を向上させて数点アップを目指すよりも他の部分(特にMC)で得点を稼ぐ方が効率的です。

スピーキング&リスニング:要求レベル「低」ーほぼ不要

以前は日本国内で受験ができなかったため、アメリカに行って受験できるだけの最低限のスピーキング・リスニング力は必要でした。

現在は日本国内で受験可能なため、スピーキング力・リスニング力を問われる機会はほぼ皆無です。

米国大使館で宣誓を行う場合も、日本人スタッフにフォローを受けることが可能なので英語力はなくても問題ありません

試験合格のためにはSpeaking&Listening力は不要ですが、合格後を考えると早めに英会話の練習も始めた方が良いです。

筆者がおすすめなのは24時間・回数無制限でレッスンを受けられるネイティブキャンプです、1日10回・20回レッスンを受けても金額は一律5,950円/月です。

まとめ:USCPA(米国公認会計士)合格のために必要な英語力は高くない

USCPA合格だけに照準を合わせた場合、必要な英語力はそこまで高度ではありません。

しかし、USCPAには高い英語力が期待されていますので、合格後のキャリアアップに向けては英語力の向上は必須です。

USCPA試験合格後、いざ転職に動き出した際に躓いてしまう方の多くに当てはまるのが「英語の勉強をしてなかった(ネイティブと会話ができない)」と「転職市場の動向を把握していない(求められるスキルや妥当なオファー条件がわからない)」というものです。

勉強だけでも大変ですが、毎日30分英会話を継続すれば1年後に大幅な英語力アップが実感できるはずです。

筆者自身はUSCPA学習時に上記の準備をしていなかったので、転職活動開始時に大変苦労しました。勉強中の方は早めに動くことを強くオススメします。