USCPAの問題解説はどこまで読む?効率よく理解するための読み方
USCPAの問題集には、多くの場合、詳しい解説がついています。ただ、英語の解説を毎回すべて読んでいると時間がかかり、かといって正解だけ確認して進むと、理解が浅くなりそうで不安になります。
この記事では、解説を「どこまで読むか」を、状況別に整理します。
<この記事の対象者>
・問題の解説を、どこまで読めばよいか迷っている方
・解説を全部読むと時間が足りなくなる方
・答え合わせが「正解の確認」だけになってしまう方
結論:解説は「自分の判断とのずれ」を中心に読みます
解説を最初から最後まで均等に読む必要はありません。自分がなぜその答えを選んだのかと、解説の理由を照らし合わせ、ずれている部分を中心に読むと、短い時間でも理解が深まります。読む範囲は、結果と自信度で変えます。
状況別:解説を読む範囲の目安
| 状況 | 読む範囲 |
|---|---|
| 間違えた(自信あり) | 正解の理由と、自分が選んだ選択肢が誤りの理由を丁寧に読む。思い込みの原因を確認する |
| 間違えた(自信なし) | 正解の理由を読み、知識が足りない部分はテキストで補う |
| 正解した(自信なし・勘) | 正解の理由を読み、自分の理由と合っているか確認する |
| 正解した(自信あり) | 要点だけ確認する。時間がなければ読み飛ばしてもよい |
読む前に、自分の理由を一行メモする
解説を開く前に、「自分はなぜこの答えを選んだか」を一行だけメモしておきます。解説を読んだあと、その一行と解説の理由を比べると、どこが食い違っていたのかが明確になります。
読むべきポイント3つ
- 正解の理由:どの条件・ルールで、その答えになるのか
- 自分が選んだ選択肢が誤りの理由:何を取り違えていたのか
- 他の選択肢が誤りの理由:どの条件のときなら正しくなるのか
この3点が分かれば、解説の主要な部分は理解できたと考えてよいでしょう。関連する話題や背景の説明は、余裕があるときや、理解が足りない論点のときに読めば十分です。
英語の解説が重い場合
解説が英語であることが負担になるときは、すべての文を丁寧に読もうとせず、上の3点に関わる部分に絞って読みます。知らない単語は、理由の理解に必要なものだけ調べます。洋書・問題集を使う理由については、USCPA試験勉強に洋書は不要?も参考にしてください。
研究から分かること
Butlerらの2008年の研究では、選択問題のあとに正解のフィードバックを受けると、誤った選択肢を覚えてしまう悪影響が減ることが報告されています。また、Butterfieldらの2001年の研究では、強い自信をもって間違えた内容は、正しい答えを知ると訂正されやすい傾向があると報告されています。自信ありで間違えた問題の解説を丁寧に読む、という方針はこの点に沿っています。
なお、これらの研究は主に大学生などを対象にしたもので、USCPA受験生に限った結果ではありません。解説を「どこまで読むか」の具体的な範囲を示した研究でもないため、上の目安は考え方の整理として参考にしてください。
よくある質問
Q. 解説の英文が難しく、理由が理解できないときは?
A. その問題の理解に必要な前提が抜けている可能性があります。テキストの該当単元に戻って確認し、そのうえで解説をもう一度読み直してみてください。
Q. 正解した問題の解説は、読まなくてもよいですか?
A. 自信をもって正解した問題は、優先度を下げて構いません。ただし、勘で当たった問題は、理由が合っているかを確認しておくと安心です。
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参考にした情報
- Butler, A. C., & Roediger, H. L. (2008). Feedback enhances the positive effects and reduces the negative effects of multiple-choice testing. Memory & Cognition.
- Butterfield, B., & Metcalfe, J. (2001). Errors committed with high confidence are hypercorrected. Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition.
まとめ:解説は「ずれ」を中心に、3つのポイントで読みます
解説は、全部を同じ深さで読むのではなく、自分の判断と解説のずれを中心に読みます。正解の理由、自分の選択肢が誤りの理由、他の選択肢が誤りの理由の3点を押さえれば、多くの場合は十分です。次の演習では、解説を開く前に、自分の理由を一行メモしてみてください。



