USCPAと日本の公認会計士は、名前が似ていますが、別の国の別の制度です。この記事では、公式の案内で確認できる制度の違いを表で整理し、「どちらが上か」という優劣の評価は書かずに、選ぶときの視点を示します。

<この記事の対象者>・USCPAと日本の公認会計士の違いを知りたい方・どちらを目指すか、迷っている方

結論:制度の仕組みが違うため、目的に合わせて選びます

制度の違い(公式の案内で確認できる範囲)

項目 USCPA 日本の公認会計士
試験の実施・管理 AICPA(採点)、NASBA(出願・スコア発表)などが関わる 公認会計士・監査審査会が実施
ライセンスの発行 州の会計士委員会 日本の制度に基づく登録(試験合格後に、業務補助等・実務補習・修了考査・登録の手続き)
受験資格 教育(単位)の要件がある。州ごとに異なる 制限なし。年齢・学歴・国籍等にかかわらず受験できる
試験の形式 MCQとTBS。Core3科目+Discipline1科目。通年で実施 短答式(年2回)と論文式(年1回)の筆記試験
合否の基準 各セクション75点以上(0〜99の換算点) 公認会計士・監査審査会の案内で確認

知っておきたい点

  • 公認会計士試験は、学歴の制限がなく、短答式に合格した人が論文式を受験する仕組みです(公認会計士・監査審査会)。
  • USCPAは、州ごとの要件で、教育・試験・実務経験を満たしてライセンスになります(AICPA)。
  • 試験合格後の要件も、それぞれの制度で別に定められています。

確認できなかったこと

  • 日本国内での業務の範囲(監査などの独占業務を、どちらの資格で行えるか)の詳細
  • 日本の公認会計士の、試験合格後の各要件の期間

これらは、今回確認した公式ページでは確認できませんでした。金融庁・公認会計士・監査審査会、および日本公認会計士協会の最新の案内で確認してください。

選ぶときの視点(優劣ではなく目的で考える)

  • 主に日本で、会計・監査の専門職を目指すのか。
  • 英語を使う仕事や、海外とのつながりを重視するのか。
  • 今の学歴や、使える時間と費用はどうか。

どちらが優れているかは、人によって、目的によって変わります。この記事では、優劣の評価はしていません。

よくある質問

Q. 両方を目指すことはできますか?
A. 制度上は別の資格です。学習内容や要件が異なるため、時間と費用の計画は別に立てる必要があります。USCPAの費用は費用の記事で整理しています。

あわせて読みたい

USCPAとUSCMA(CMA)の資格の性質と要件の違いを整理し、目的で選ぶ視点を紹介しています。

【USCPAとUSCMA】資格の性質と要件の違い(会議室で書類と資料を見ながら話し合う2人)
USCPAとUSCMAの違い|資格の性質と要件を整理して選ぶUSCPAとUSCMA(CMA)は、どちらもアメリカの会計に関する資格ですが、発行する団体も、資格の性質も違います。この記事では、公式の...

USCPAの基本と取得までの流れを、AICPAやNASBAの公式の案内で確認できる範囲で整理しています。

【USCPAとは?】資格の基本と取得までの流れ(世界地図とコンパスを置いた机)
USCPAとは?資格の基本と取得までの流れを公式情報で整理USCPAは、アメリカの公認会計士(CPA)の試験・資格を、日本で略して呼ぶときの名前です。この記事では、AICPAやNASBAの公式の...

USCPAを取る意味があるかを判断するための考え方を、事実と一般論に分けて整理しています。

【USCPAを取る意味は?】目的から考えるメリット(夕景の屋上テラスで遠くを見つめる男性)
USCPAを取得する意味はある?メリットを判断するための考え方「USCPAを取る意味はあるのか」という問いに、全員に当てはまる答えはありません。この記事では、収入や求人の数字は示さず、公式の案内で確...

USCPAの知識とライセンスが実務でどう関係するかを、職種・業務ごとに整理しています。

【USCPAと実務】職種・業務との関係で整理(ノートと多機能ナイフ)
USCPAは実務でどう役立つか|職種・業務との関係で整理するこの記事は、「USCPAを取るべきか」や「転職に有利か」ではなく、「実際の業務で、USCPAの知識やライセンスがどう関係するか」に絞って...

記事全体を順番に読み進めたい方は、完全攻略マップをご覧ください。

【USCPA完全攻略マップ】初心者から合格・転職までの勉強法を徹底解説(大学キャンパスで学ぶ4人の学生)
【USCPA完全攻略マップ】初心者から合格・転職までの勉強法を徹底解説「USCPAって何から調べればいいの?」「独学と予備校、どっちがいいの?」「FARとAUD、どっちが難しいの?」——USCPA(米国公認...

参考にした情報(2026年10月3日確認)

違いを理解したうえで、自分に合う資格を選ぼう。

e-study CPAなら、AUD・FAR・REG・BAR・ISC・TCPの6科目をブラウザで学習できます。

e-study CPAで問題を解いてみる →