仕事や家事の合間に、5分や10分の空き時間ができることがあります。USCPAの勉強に使いたいけれど、「何をやればよいか分からず、スマートフォンを眺めて終わってしまう」という方は少なくありません。

この記事では、5分・10分・30分といった時間の長さ別に、USCPAの学習で何をやるとよいかを整理します。

<この記事の対象者>
・まとまった勉強時間が取りにくく、スキマ時間を活用したい方
・空き時間に何をやるか、その場で迷ってしまう方
・短い時間でも、意味のある学習にしたい方

結論:スキマ時間は「思い出す・確認する」作業に向いています

短い時間で、新しい単元をゼロから理解するのは難しいことがあります。スキマ時間には、すでに学んだ内容を「思い出す」「確認する」作業を割り当てると、無理なく続けやすくなります。そして時間の長さごとに、やることを先に決めておくと、その場で迷う時間もなくせます。

時間別のタスク例

以下は一例です。ご自身の学習の進み具合に合わせて調整してください。

時間 やることの例 ねらい
5分 語彙メモの語を、意味を隠して思い出す/自信のなかった問題を1〜2問だけ解き直す 短時間で「思い出す練習」を回す
10分 特定の単元の問題を少数解き、解いた直後に選択肢ごとの理由を確認する 解く→確認を1セットで完結させる
30分 1つの単元をまとめて解いて復習する/間違えた問題の解き直しに時間を使う まとまった理解と定着に使う

スキマ時間の長さが読めないときは、5分のタスクだけ決めておくと安心です。時間が余ったら、次のタスクに進みます。

準備の時間を減らす工夫

スキマ時間が短いほど、「教材を探す」「何をやるか決める」といった準備で時間を使うと、学習できる時間が減ってしまいます。

  • 前日の終わりに、翌日のスキマ時間用のタスクを書き出しておく
  • 語彙メモや解き直したい問題のリストを、すぐに開ける場所にまとめておく
  • 解き直したい問題には、解いた時点で印をつけておく

研究から分かること

学習を時間をあけて繰り返す効果については、Cepedaらの2006年のレビューが、多数の実験を整理して報告しています。また、Karpickeらの2008年の研究は、繰り返し思い出す練習が、単に読み直すよりも後の記憶に効果的だったと報告しています。細切れの時間に「思い出す練習」を入れる考え方は、これらの知見と相性がよいと考えられます。

ただし、これらの研究は「スキマ時間だけで学習を完結できる」ことを示したものではありません。また、主に大学生などを対象にしたもので、USCPA受験生に限った結果でもありません。スキマ時間はあくまで学習の一部として、まとまった学習と組み合わせて考えるのが現実的です。

よくある質問

Q. 5分だけでも意味はありますか?

A. 内容しだいです。テキストを読み始めるには短くても、語彙を思い出す、1問だけ解き直すといった作業なら5分でも完結できます。5分の中で終わるタスクを選ぶのがポイントです。

Q. スキマ時間だけで勉強を進めても大丈夫ですか?

A. 難しい単元の理解や、まとまった問題演習は、ある程度の連続した時間があるほうが進めやすい内容です。スキマ時間は、復習や確認を中心に使い、理解が必要な内容にはまとまった時間を確保するのがおすすめです。

参考にした情報

まとめ:スキマ時間は「時間別に決めておく」と使いやすくなります

スキマ時間には、思い出す・確認する作業を、5分・10分・30分という時間別に割り当てておくと迷いが減ります。準備の時間を減らす工夫とあわせて、まずは5分のタスクを1つだけ決めるところから始めてみてください。