米国公認会計士を取得された方、または取得を検討されている方のほとんどは資格取得を通じてキャリアアップを目指していると思います。
キャリアップにも色々ありますが、最も一般的なのは転職による年収アップやポジションアップでしょう。
しかし、転職市場は常に大きく変動しているため、時期によって求人数や求人内容(年収や業務内容、ポジション)も全く異なります。
そのため、「まだ試験に合格していない方」や「今すぐ転職を考えているわけではない方」も早めに転職サイトに登録をし、転職市場の動向を見ておくことが大切です。
自分が転職しようと思った時に良いオファーがあるとは限りませんので、いざという時にチャンスを逃してしまう可能性があります。
本記事では、米国公認会計士を最大限活かせる転職サイトを厳選3社紹介します。
(勉強中、検討中の方にもオススメ)
※サイトによって案件が異なるうえ、相性の問題もありますので、必ず複数サイトに登録し案件をよく比較してみてください(1社のみで判断するのはリスキーです)。
<この記事の対象者>
・米国公認会計士にオススメの転職サイトを知りたい
・自分の市場価値を知りたい
・今すぐ転職する気はないがどんな案件があるかを把握しておきたい
USCPAが早めに転職サイトに登録すべき理由
自分の市場価値がわかる
自分自身の市場価値を客観的に測るのは非常に難しいですが、エージェントに相談をすれば、自分が転職した場合の想定年収がリアルにわかります。
転職サイトに登録すると、自分自身のレベルに応じた求人が表示されるため、エージェントに会うのが面倒な方は、求人情報を眺めているだけでも大体の自分の価値が見えてきます。
まずは現状を把握しないことには次のステップに進めないため、ひとまず求人情報を見てみることをオススメします。
また、資格取得前の方については、「取得した場合はどのような求人がくるか?年収はどうなるか?」といった質問を直接エージェントにすることで、資格取得後のあなたの市場価値を予測できます。
自分に不足しているスキル・経験を把握できる
これが一番大切です。希望の会社に転職するために、現状ではスキル・経験が不足しているという状況はよくあります。
特にUSCPA保持者になると、ハイレベルな転職先を希望するため、要求される能力も高く、条件を満たせないケースが当然出てきます。
自分に不足している能力(英語力など)を早めに理解することで、実際に転職するまでにそのスキルを身に着ける準備ができるため、なるべく早い時期に一度エージェントからフィードバックを貰っておきましょう。
エージェントを味方に付けられる
転職は人生を大きく変えるビッグイベントです。あわてて転職活動をしてもベストな結果にならないケースが多いです。
普段から転職市場の動向を見ておくことで、「今は動きべき時期じゃない」「このオファーは自分の市場価値より低い」といったことが客観的に判断できるようになります。
「○○スキルがあれば○○社に転職できるから、今の会社で○○という仕事にチャレンジしよう」というように戦略的な行動もできます。
また、早めにエージェントに会い、人間関係を作っておけば、その後の情報収集の質も上がりますし、いざという時に親身に相談に乗って貰えます。
相手も人間なので「初対面の人」よりも「前からよく知っている人」の方を強くサポートしたいと思うのは自然なことです。
「面談に来る人のうち実際に転職するのは僅か」ということはエージェントも当然理解していますので、気軽に相談に行って大丈夫です。
(エージェントも忙しいので、しつこく勧誘されることはまずありません)
USCPAのサポートに力を入れている転職サイト厳選3社
マイナビ会計士
マイナビ会計士は就活でも同じみのマイナビが運営している転職サイトで、会計士(米国含む)に特化した最大手のエージェントです。
会計士が活躍できる主な案件(会計事務所、コンサルティングファーム、監査法人、大手上場企業など)が一通りカバーされているうえ、マイナビとして過去に積み重ねてきた膨大な経験値を活かしたアドバイスを受けることができます。
対象企業の裏情報を持っていることも多く、配属先の情報や選考プロセスを教えて貰えることも結構あります。
<公式サイト>
マイナビ会計士
※マイナビのプロモーションを含みます。
MS-Japan
管理部門特化型エージェントNo.1(※)と言われている通り、大手企業の管理部門(経理、財務、企画など)への転職を検討している方には必須の転職サイトです。
外資系企業や会計事務所・監査法人、金融機関の案件も4000件以上幅広く持っています。
※「人材紹介企業のブランドに関する調査」2017年3月 実査委託機関:楽天リサーチ(株)
<公式サイト>
弁護士・公認会計士・税理士の求人・転職なら【MS-Japan】
ジャスネットキャリア
公認会計士が設立した転職サイトのため、会計士に対する理解が極めて深いです。
会計士資格を活かした長期的なキャリアプランニングを手伝って貰えるので、すぐに転職予定がない方も相談に行く価値があります。
監査法人・コンサルティングファーム・税理士法人などへの転職が特に強い印象です。
<公式サイト>
ジャスネットキャリア
USCPAを活かして外資系やグローバル企業に転職するためのサイト
USCPAを検討・取得されている方であれば、外資系企業やグローバル企業へ関心がある方も多いのではないでしょうか。
そうした案件を効率的に探すには、エンワールド・ジャパンがおすすめです。海外案件に特化しており、高年収の案件ばかりです。
普通に転職するには難しい企業ですが、USCPAを武器にすれば可能性は十分にあります。無料登録して具体的な案件を確認することをおすすめします。
<公式サイト>
エンワールド・ジャパン
USCPAを活かしてコンサルに転職したい場合のサイト
STRATEGY:BOOTCAMP
マッキンゼー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン等の外資系コンサルティングファームへの求人があります。
米国公認会計士という武器を活かせば、数千万円の年収を得られるコンサルへの転職も夢ではありません。
コンサルへの転職を視野に入れている方は、早めに一度エージェントの無料面談を受けておくことを強くオススメします。
(自分に不足しているスキル・経験があればフィードバックして貰えるため、早い時期に面談しておいた方が良いです)
<公式サイト>
STRATEGY:BOOTCAMP
<外資系への転職のポイント>
英語力(会話力)が要求されることが多く、英語面接の場合もあります。
一朝一夕では対応できないため、オンライン英会話などでコツコツと英語力を高めておくことが大切です。
筆者がやっているネイティブキャンプでは回数無制限で24時間いつでもレッスンが受けられて月額5,950円なのでおすすめです。
転職情報がわかる口コミサイト
エージェントからの情報だけではなく、企業のリアルな声を知りたい場合は転職会議への無料登録がおすすめです。
会員数が500万人以上いるため、多くの口コミが記載されています。
転職先のリアルな情報を入手するためには必須のサイトです。
<公式サイト>
転職会議
転職サイトに登録するデメリット
転職活動が自分の会社にバレる?
自分が勤めている会社を登録しておけば、その会社には求人情報が伝わらないように配慮されています。
自分から話さない限り、自分の会社に情報が漏れることは基本的にあり得ませんので心配ありません。
しつこい求人メールがくる?
初期設定だと山のようにメールが届きます。
私が転職サイトを20社以上一斉に登録した際は、スパムのごとくメールが届きました。
しかし、以下の2点を行うことでこの問題は解消されるので心配ありません。設定は20社あっても30分以内に終わりましたので、きちんと対処すれば大したデメリットではありません。
<求人メールが多いと感じる場合の対処法>
- サイト内の「メール受信設定」を変更する
初期設定だと大量のメールが届くようになっている転職サイトが結構あります。会員登録後に「メール受信設定」から不要なチェックをはずし、必要最低限のメールのみ届くようにしましょう。
- 自分のメール(Gmail、Yahooメール等)の設定を変更する
転職サイトごとにフォルダを作成し、自動振分設定をします。その際に「受信箱をスキップ」「自動的に既読にする」などの設定を加えると、メール受信時に毎回スマホが鳴る煩わしさから開放されるのでオススメです。
時間がある時にフォルダごとにまとめて案件を確認するのが効率的だと思います。
まとめ:USCPAを取得・検討しているなら早めに転職サイトで情報収集しよう
人生を大きく左右する転職。日頃からの準備が大切です。
一つの会社に一生勤めるという時代ではなくなってきていますので、今すぐ転職を考えていない方も、常にアンテナは張っておきましょう。