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TOEFLは転職・就職に有利?外資系社員が解説【TOEICとの比較も】

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苦労して何かを勉強するのであれば、それが社会的に評価されるのかは気になるところですよね。

TOEFLやTOEICの勉強をしている方や検討している方にとっては、目標スコア取得が転職・就職に有利に働くのかが一番知りたいところだと思います。

本記事では、外資系金融機関で働く筆者が疑問にお答えしていきます。

<この記事の対象者>
・TOEFLやTOEICが転職・就職に有利か知りたい人

転職・就職の話の前に:TOEFL・TOEICの違いを確認

「そもそもTOEFLやTOEICをよく知らない」という方に向けて簡単に概要を紹介します。

TOEFL:
主に留学する人向け。120点満点。Speaking/Writing/Reading/Listeningで構成。

TOEIC:
主にビジネスマン向け。990点満点。Reading/Listeningのみで構成。

要点:
TOEICはインプット(Reading/Listening)しかないため比較的簡単。
TOEFLはアウトプット(Speaking/Writing)もあるため比較的難しい。

TOEFLとTOEICの違いを詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

一般的にはTOEICの方が転職・就職に有利

現状、英語力を測る尺度としてはTOEICが圧倒的に普及しており、それゆえ一般的にはTOEICの方がTOEFLよりも就職・転職・昇進等の際に評価されています。

評価されるスコアとしては600点以上と言われており、600点以上持っていれば履歴書に書いた方が良いと指導する転職エージェントも多いです。

ただし、TOEICを評価しているのはあまり英語使わない会社が中心であることに注意が必要です。

英語が業務上欠かせない職場(外資系や総合商社など)においては、英語が話せる人が当たり前にいるため、TOEICでは英語力を証明できないことを理解しています。

上述したようにTOEICにはSpeakingテストがないため、「英語が話せる」かどうかについては何も証明していないのです。

そのような中でTOEICを評価している会社は、

「具体的に英語を使う機会はあまりないけど、TOEICを持っている人は優秀そうだから取りたい」
「今は英語を使う仕事はないが、今後あるかもしれないから一応取っておこう」

という会社も多いため、もし英語力を活かした仕事をしたいのであれば、事前に仕事内容を十分確認するようにしてください。

入社後に英語を使って働きたいわけではなく、単に入社する際のアピール材料が欲しい場合は、TOEICは極めてコストパフォマンスが高くオススメです。

実務で英語が必要な企業に転職・就職するならTOEFL

業務上英語が必要な会社では、英語の4技能( Speaking/Writing/Reading/Listening)全ての点数が示されるTOEFLの方が評価されます。

TOEICで高いスコアを持っていても英語が話せない人がたくさんいるという事実は当然認識されているため、TOEICスコアは参考程度にしか見られないケースが多いです。
(新卒採用ではポテンシャルを見るため、TOEIC900点程度でも評価される場合があります)

スコアの目安としては、TOEFL100点程度は欲しいところです。

まとめ:どこに転職・就職したいのかを明確にするのが大切


自分がどこの会社で何の仕事をしたいか、によってどちらの試験を受けるべきかは変わってきます。

TOEICよりもTOEFLの方が短期間で高スコア獲得できるうえ、多くの会社で「英語ができる人」と評価して貰えます。 

しかし本当に「英語を使って仕事をしたい」「英語の実力を身に付けたい」という場合はTOEICではなくTOEFL受験がオススメです。

目的に応じて自分に必要な試験を検討しましょう。