USCPAの問題文を読んでいて、「1文が長くて意味が取れない」「読み終えても、何を聞かれているのか分からない」と感じることはありませんか。英語力の問題だと思い込みがちですが、原因は別のところにあることも少なくありません。

この記事では、USCPAの問題文が読めない原因を整理し、長い英文を速く正確に読むための手順を解説します。

<この記事の対象者>
・USCPAの問題文が長くて、読むのに時間がかかる方
・読み終えても、何を聞かれているのか分からなくなる方
・英文を読む手順を、身につけたい方

結論:全文を頭から読むより、「聞かれていること」を先につかみます

長い問題文は、頭から順に意味を取ろうとすると、途中で分からなくなりがちです。先に「何を聞かれているか」を確認してから本文を読み、必要な情報に印をつけながら読むと、読む負担が大きく下がります。

問題文が読めない5つの原因

原因 起きやすいこと
語彙の不足 知らない単語が多く、文の意味が取れない
文の構造が追えない 修飾や条件が長く続き、主語と動詞が分からなくなる
会計の前提知識の不足 英文は読めても、場面の意味が分からない
聞かれていることが不明確 状況の説明を読むうちに、質問の内容を見失う
時間への焦り 焦って読み飛ばし、条件を見落とす

原因が複数重なっていることもあります。どれに近いかを意識するだけでも、対策が選びやすくなります。

長い問題文を読む5つの手順

以下は、編集上の整理として示す一例です。研究でこの手順の効果が検証されたものではないため、自分に合うか試しながら調整してください。

1. 質問文(最後の文)を先に読む

何を聞かれているのか(金額を求めるのか、正しい記述を選ぶのか、誤りを選ぶのか)を先に確認します。これだけで、本文のどこに注目すべきかが決まります。

2. 本文を「状況・条件・質問」に分けて捉える

本文は、「どんな状況か」「どんな条件がついているか」「何を聞くか」の3つに分かれていることが多くあります。この枠組みを意識して読むと、情報を整理しやすくなります。

3. 数字・条件・限定語に印をつける

金額や期間などの数字、条件を表す語、「〜以外」「最も可能性が高い」のような限定語に印をつけます。印をつけた部分が、解答の根拠になります。

4. 長い文は、主語と動詞を先に探す

修飾が長く続く文は、まず「誰が・何が」「どうした」の中心部分を見つけ、修飾部分は後から補います。

5. 分からない語は、解答に関わるかで判断する

すべての語を調べず、解答に関わるかで判断します。調べる語の選び方は、状況ごとに決めておくとスムーズです。

読む練習の進め方

  1. 短めの問題を1問選ぶ
  2. 解く前に、質問文を先に読み、聞かれていることを日本語で一言にする
  3. 本文を「状況・条件・質問」に分けて、条件に印をつける
  4. 解いたあと、印をつけた部分が解答の根拠になっていたか確認する

最初は時間がかかっても構いません。手順に慣れてから、時間を計って行うと定着しやすくなります。

研究から分かること

Schmittらの2011年の研究では、文章の中で知っている単語の割合と、読解の理解度の間に、ほぼ直線的な関係があると報告されています。未知語が多いほど理解が難しくなる傾向があるため、頻出の語彙を優先的に身につける意味があります。ただし、この研究は一般的な英語読解を対象にしたもので、USCPAの試験文章に限った結果ではありません。

英語力そのものの位置づけについては、英語力ゼロでも大丈夫?USCPA合格に必要な英語力で解説しています。

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よくある質問

Q. 質問文を先に読むと、本文の理解が浅くなりませんか?

A. 質問文を先に読むと、本文のどこに注目すべきかが分かるため、必要な情報を拾いやすくなります。ただし、条件を見落とさないよう、本文にも丁寧に目を通してください。

Q. 英語の読み方より、会計の知識が足りないのでは?と感じます。

A. その可能性もあります。英文の意味は分かるのに、場面の意味が分からない場合は、日本語のテキストなどで内容を先に確認すると、読みやすくなることがあります。

参考にした情報

まとめ:質問を先につかみ、条件に印をつけて読みます

長い問題文は、質問文を先に確認し、状況・条件・質問に分けて、数字と限定語に印をつけながら読むのが基本です。まずは短い問題1問から、この手順を試してみてください。