USCPAの問題集は1つで十分?2つ目の問題集を使うメリットと注意点
USCPAの問題演習を進めていると、「今使っている問題集だけで足りるのか」「別の問題集も買うべきか」と迷う場面が出てきます。追加すれば安心できそうな一方、時間や費用の負担も気になります。
この記事では、問題集が1つで足りるのかを考える視点と、2つ目の問題集を使うときのメリット・注意点を整理します。特定の教材を推奨するものではありません。
<この記事の対象者>
・問題集を1つで済ませるか、追加するか迷っている方
・今の問題集を、ほぼ覚えてしまった方
・追加する場合の使い方を知りたい方
結論:まず1つを使い切り、必要なときだけ「絞って」追加します
問題集を追加するかどうかは、量が足りないかではなく、今の問題集で「理解できているか」を新しい問題で確認する必要があるかで判断します。追加する場合も、全問を解こうとせず、確認したい単元に絞ると負担が抑えられます。
問題集が1つの場合の強みと限界
| 内容 | |
|---|---|
| 強み | 用語や解説の書き方が統一され、進み具合の管理がしやすい。費用や時間の負担も抑えやすい |
| 限界 | 同じ問題を繰り返すうちに、答えを覚えてしまうことがある。その教材独特の出題の仕方や言い回しに偏る可能性がある |
2つ目の問題集を使うメリット
- 新しい問題で理解を確認できる:答えを覚えていない問題で、理由を考えて解けるかを確かめられます
- 別の視点の解説に触れられる:分かりにくかった論点が、別の説明で理解できることがあります
- 出題の言い回しに慣れられる:同じ論点でも、問い方の違いに対応する練習になります
注意点
- 1つ目が終わっていないのに追加しない:未消化のまま増やすと、どちらも中途半端になりやすくなります
- 時間と管理の負担が増える:進み具合や間違いの記録が分散し、復習の優先順位を判断しにくくなります
- 教材間で用語や説明が異なる場合がある:混乱したときは、テキストなど基準となる教材に戻って確認します
- 費用がかかる:予算と、追加で得たい効果を照らして判断します
追加を検討するタイミングの目安
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 1つ目で、弱点の解き直しまで一通り終えた | 追加を検討してよい |
| 答えを覚えてしまい、理解を確認しにくい | 新しい問題での確認が有効 |
| 特定の単元だけ、解説が分かりにくい | その単元に絞って追加を検討 |
| 1つ目に、まだ未着手の単元や、解き直せていない問題が多い | 追加せず、1つ目に集中する |
追加した問題集の使い方
- 全問ではなく、確認したい単元だけを選ぶ
- 最初は、解説を見る前に、理由まで考えて解く
- 1つ目の問題集での結果と、正答率や自信度を比べる
- 間違えた問題は、1つ目と同じ方法で復習する
正答率が大きく下がる単元があれば、理解が浅い可能性があります。その単元に絞って復習しましょう。
研究から分かること
Bjorkらのレビュー(2013年)は、学習者が、内容にすらすら触れられる感覚(流暢さ)に左右されて、自分の理解度を正確に判断しにくいことを整理しています。同じ問題に何度も触れると、この感覚が強まりやすく、実際の理解度との差が生まれる可能性があります。新しい問題で確認する意味は、こうした感覚のずれを確かめる点にあります。
ただし、この研究は主に大学生などを対象にしたもので、USCPA受験生の問題集の使い方を直接検証したものではありません。「複数の問題集が必須」という結論を示すものでもないため、ここでの提案は考え方の整理として参考にしてください。
教材の選び方はUSCPAの洋書・問題集はどれがいい?Wiley、Becker、Gleim、Roger?、中古教材についてはメルカリってどうなの?USCPA試験の中古教材で解説しています。
よくある質問
Q. 問題集は、必ず複数使うべきですか?
A. 必須ではありません。1つを使い切り、理解の確認に新しい問題が必要と感じたときに、追加を検討すれば十分です。
Q. 追加する問題集は、全問解くべきですか?
A. 全問を解く必要はありません。確認したい単元や、弱点の単元に絞ると、時間と費用の負担を抑えられます。
問題演習の選択肢を、もうひとつ。
e-study CPAは、ブラウザで使える問題演習アプリです。日本語訳や解説も確認できます。
参考にした情報
- Bjork, R. A., Dunlosky, J., & Kornell, N. (2013). Self-Regulated Learning: Beliefs, Techniques, and Illusions. Annual Review of Psychology.
まとめ:まず1つを使い切り、追加は「絞って」行います
問題集は、まず1つを使い切り、新しい問題で理解を確認したいときに、単元を絞って追加するのが基本です。全問を解こうとせず、1つ目との正答率の違いを見ながら、弱点を確認していきましょう。




