模試を受け終えると、点数に一喜一憂して、そのまま次の勉強に入ってしまうことがあります。しかし模試は、受けた後の使い方で、学習の効果が大きく変わります。

この記事では、USCPAの模試の結果を、次の学習につなげるための復習の進め方を、「スコア→弱点→次の行動」の流れで解説します。

<この記事の対象者>
・模試を受けたあと、何をすればよいか迷う方
・模試の点数に一喜一憂して、復習が進まない方
・模試の結果を、次の勉強計画に活かしたい方

結論:模試は「点数」より「次の行動」を決めるために使います

模試のスコアは、現在地を知る手がかりにはなりますが、本番の合否を保証するものではありません。大切なのは、結果から弱点を特定し、「次に何をするか」を具体的に決めることです。AICPAの公式情報では、各科目で最低75点のスコアが必要とされていますが、模試の点数がそのまま本番のスコアを示すわけではない点に注意してください。

模試後の復習の流れ

模試の結果を次の勉強につなげる流れの図解。結果を見る、弱点を特定、行動を決める、再確認するの4ステップ

1. 結果を見る:点数以外にも目を向ける

スコアだけで判断せず、単元別の結果や、問題の形式別の結果も確認します。模試によっては、単元ごとの正答率や、時間がかかった問題が分かる場合があります。

2. 弱点を特定する:原因と時間を分けて見る

間違えた問題は、「知識不足」「問題文の読み違い」「似た概念の混同」などの原因に分けます。あわせて、時間が足りなかった部分がなかったかも確認します。試験は1科目あたり4時間とされているため、時間配分が結果に影響していないかも重要な視点です。

3. 次の行動を決める:単元・やること・期限をセットにする

弱点が見つかったら、「どの単元を」「何をするか」「いつまでにやるか」をセットで決めます。

分かったこと次の行動の例
ある単元の正答率が低く、知識不足が原因その単元のテキストに戻り、問題を解き直す(今週中)
問題文の読み違いが多い条件や限定語に印をつけて問題を解く練習を、次の演習で行う
時間が足りなくなった時間を計って演習し、時間がかかる問題の型を確認する

次の行動は、多くても3つ程度に絞ります。数が多いと、どれも中途半端になりやすいためです。

4. 再確認する:時間をあけて解き直す

模試で間違えた問題は、少し時間をあけて解き直し、理解が進んだかを確認します。模試の直後は疲れているため、復習を1日目と数日後に分けると、負担を抑えやすくなります。

研究から分かること

Rowlandの2014年のメタ分析は、テストを受けること自体が、読み直しよりも記憶の保持に有効だったことを整理しています。また、Butlerらの2008年の研究は、選択問題のあとに正解のフィードバックがあると、誤った選択肢を覚えてしまう悪影響が減ることを報告しています。模試を受けるだけでなく、結果を確認して活かすことが重要な理由は、この点にあります。

ただし、これらの研究は主に大学生などを対象にしたもので、USCPA受験生に限った結果ではありません。模試の結果と本番の結果の関係を示すものでもありません。

試験対策の全体的な考え方は、米国公認会計士って独学でなれるの?【USCPA】も参考にしてください。

よくある質問

Q. 模試の点数が低かったら、どう受け止めればよいですか?

A. 点数は、その時点での現在地を示すものです。原因を分けて次の行動につなげれば、点数の低さは弱点を見つける材料になります。数字に落ち込む前に、まず単元別の結果を確認してみてください。

Q. 模試の復習には、どのくらい時間をかければよいですか?

A. 決まった時間はありません。間違えた問題と自信のなかった問題を優先し、原因の分類と次の行動の決定までを、復習の完了目安にしてください。

模試のあとの復習まで、ブラウザで。

e-study CPAには、模試を受ける機能と、模試の結果を振り返る機能があります。

①
学び方を選ぶ
e-study CPAの学習モード選択画面。カテゴリ別に解く、ランダムに解く、模試を受ける、復習する(間違えた問題・保存した問題・模試の結果)が表示されている
カテゴリ別・ランダム・模試・復習から選択
②
問題を解く
e-study CPAの問題演習画面。英語の問題文と選択肢の下に、日本語訳が表示されている
日本語訳を確認しながら英文問題を演習
③
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6科目
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参考にした情報

まとめ:模試は「スコア→弱点→次の行動」でつなげます

模試の結果は、点数だけで判断せず、弱点を特定し、次の行動を具体的に決めることで学習につながります。次の行動は3つ程度に絞り、時間をあけて再確認するところまでを1セットとして進めてみてください。