仕事をしながらUSCPAの勉強を続けるのは、簡単ではありません。「時間がない」「疲れて帰ってきて勉強できない」と感じて、計画が崩れてしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、社会人がUSCPAの学習を無理なく続けるための、時間の作り方と学習設計の考え方を整理します。

<この記事の対象者>
・仕事とUSCPAの勉強を両立したい方
・立てた計画が続かず、崩れがちな方
・限られた時間で、何をどう進めるか迷っている方

結論:「時間を作る」前に、「使える時間」を把握して設計します

時間を無理に捻出しようとすると、計画が続かなくなりがちです。まず実際に使える時間を把握し、その範囲で続けられる量に設計することが、社会人の学習では重要になります。

1. 1週間の「使える時間」を棚卸しする

理想の時間ではなく、実際に確保できた時間を、1週間ほど記録します。仕事、通勤、家事、睡眠などを除いた残りが、学習に使える時間です。ここで、時間を2種類に分けておくと計画を立てやすくなります。

種類 内容
固定枠 毎日ほぼ同じ時間に確保できる枠(朝の一定時間、帰宅後の一定時間など)
変動枠 予定によって確保できる日とできない日がある枠(残業のない日、休日の空きなど)

2. 平日と休日で役割を分ける

学習の内容によって、向いている時間の長さが異なります。一例として、次のように役割を分ける方法があります。

  • 平日:復習や短い問題演習など、短時間で完結する内容
  • 休日:理解が必要な新しい単元や、まとまった問題演習、週の振り返り

こま切れの時間の使い方は、別のテーマとして整理する価値があります。

3. 計画は「少なめ」に立てる

Buehlerらの1994年の研究では、学生が自分の課題(卒業論文)の所要時間を予測したところ、実際にかかった時間は、平均して最悪のケースの予測よりも長かったと報告されています。人は、自分の計画にかかる時間を短く見積もりやすい、と考えられます。計画は「これならできる」と思える量から始め、余裕をもたせておくと、崩れにくくなります。

4. 「いつ・どこで・何を」を具体的に決める

GollwitzerとSheeranの2006年のメタ分析は、「もし〜の状況になったら、〜をする」のように、いつ・どこで・どう行動するかを事前に決めておくと、目標の達成に中程度から大きな効果があったと整理しています(94件の検証を対象)。たとえば、「帰宅して着替えたら、机で復習を10分やる」のように、行動の開始のきっかけまで決めておく方法です。

5. うまくいかない週の「最低ライン」を決めておく

仕事が忙しく、予定どおりに進まない週は必ず出てきます。そうした週のために、「これだけはやる」という最低ラインを決めておきます。たとえば「語彙メモの復習だけ」「自信のなかった問題を1問解き直す」などです。ゼロの日をなるべく作らないことで、再開しやすくなります。

研究についての注意

上で紹介した研究は、学生や一般の人を対象にしたもので、USCPA受験生や社会人の学習時間を直接調べたものではありません。また、必要な学習時間の総量は、人によって大きく異なります。ここでの提案は、考え方の参考として、自分の状況に合わせて調整してください。

学習方法そのものについては、米国公認会計士って独学でなれるの?【USCPA】も参考になります。

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よくある質問

Q. 1日に何時間勉強すればよいですか?

A. 決まった時間はありません。仕事や生活の状況で、確保できる時間は変わります。まず実際に使える時間を把握し、その範囲で続けられる量から始めてください。

Q. 残業が続いて、勉強できない週は諦めるべきですか?

A. 諦める必要はありません。最低ラインの内容だけを続けておくと、余裕ができたときに元のペースへ戻りやすくなります。翌週以降に、計画を調整してください。

参考にした情報

まとめ:使える時間を把握し、続けられる量で設計します

社会人がUSCPAの学習を続けるには、実際に使える時間を把握し、平日と休日で役割を分け、計画は少なめに、行動のきっかけまで具体的に決めるのが基本です。まずは1週間、使える時間を記録することから始めてみてください。