TOEFLのReadingは長い文章が出題されるので、正確に早く読むのは簡単ではないですよね。
TOEFLの4技能(Reading、Listening、Speaking、Writing)の中では日本人にとって取り組みやすいReadingですが、筆者も意外と苦労してしまいました。
対策を行うことで最終的には安定的に28点以上が取れるようになりましたので、筆者が実際に行った勉強法を紹介したいと思います。
<この記事の対象者>
・TOEFLの長文に苦しんでいる方
・長文対策を知りたい方
そもそもTOEFLの長文問題ってどういう構成?
1つの文章で600~700ワード程度
センター試験の長文問題が400~600ワード程なので、TOEFLはそれよりもやや長い程度となっています。
文章の数はダミー有無によって異なる
文章の数は基本的には3問ですが、Readingにダミーがある場合は5問に増えます。
試験時間はダミーがない場合は60分、ダミーがある場合は80分なので、1つの文章問題を20分で処理していく計算になります。
問題数は1つの文章に対して12~14問程度
基本的に文章の流れ通りに問題が出題されます(たとえば、1問目は文章の最初の方に関する問題)。
語彙数・語彙レベル
難しい単語には解説が付いている場合がありますが、解説が付いていない難解な単語も多数出題されます。
Readingで28点以上を取りたいのであれば、『TOEFLテスト英単語3800』のRank4まで一通り目を通しておいた方が良いでしょう(完璧に覚えきれなくても大丈夫です)。
TOEFL長文問題の解き方
先に要約問題を見る
一番最後の問題はその文章の主旨を問う内容(要約問題)になっています。文章を読む前に要約問題を一読することで、何がその文章のテーマなのかがわかります。
また、何が論点なのかを予め頭に入れたうえで読み始められるため、ある程度ポイントを絞って読むこともできます。
ただ、内容が難しすぎる場合、要約問題を先に見ても意味不明ということもあります。その場合は深追いせず、軽く一読したら文章のリーディングに向かいましょう。
文章は問題を解きながら読み進める
前述の通り、文章と問題の位置はリンクしています。1パラグラフを読むごとに設問を読んで解答していくと良いでしょう。
一気に最後まで読んでから設問を読むと、前半に読んだ部分の記憶が曖昧になってしまい、再度文章問題を読むことになってしまいます。
語彙問題は深く考えない
語彙問題は「知っているかどうか」だけでほぼ全てが決まります。文脈や前後関係から推測して正解するということも難しいので、長時間考えても正答率はあまり変わらないでしょう。
迷う問題は一旦仮解答して先に進む
長文問題は時間との戦いなので、一つも問題で悩んでいる時間はありません。
長文問題は初見でわからなくても、文章を読み進めていくうちに「さっきの問題の答えは○○だな」と後から気付けることもあります。一旦、仮の答えを入力して文章を読み進めるのをおすすめします。
どうやって勉強すればいい?TOEFL長文問題
語彙の強化
Readingは語彙を試されているといっても過言ではありません。語彙力が付けば長文問題の悩みは8割以上解消されるはずです。
背景知識の強化
意外と対策されていないのが背景知識です。
歴史学や地学などの前提知識がないと、いくら語彙はわかっていても読み進めるのが困難です。
語彙はそこそこあるはずなのに文章が理解しにくいという方は背景知識を強化すると一気に読みやすくなるでしょう。
過去問・問題演習を繰り返して時間配分の練習をする
語彙や背景知識のインプットができたら、公式ガイドや公式問題集を使って時間配分の練習をしましょう。
問題を解く際のポイントは前述した通りですが、何度か練習しないと上手くできないと思います。
本番と同じ形式・難易度の公式ガイドや公式問題集を使って練習するのが一番です。
まとめ:TOEFLの長文対策はコツを掴めば簡単!
日本人はReadingには比較的慣れているので、正しく対策すればすぐに成果を実感できるはずです。
語彙や背景知識の強化は地味で面倒ですが、他のセクションにも役に立ちますので頑張ってください!