みなさん、オーディオブックはご存知ですか?今流行りの、本を読むのではなくプロのナレーターが朗読してくれるサービスです。オーディオブックはAmazonが提供開始したAudible(オーディブル)で利用することができます。
「移動中の時間を有効に使いたい」という方は多いと思いますが、歩いている時や運転中にできることは限られていますよね。でもAudible(オーディブル)を利用すれば、移動中も本を読み進めることができ、英語学習としてもリスニング力の向上にかなり役立ちます。
本記事ではAudible(オーディブル)の概要と英語学習におすすめのAudible書籍を10冊紹介します。
<この記事の対象者>
・Audible(オーディブル)を使って英語学習をしたい方
Audible(オーディブル)とは?英語学習におすすめの理由
Audible(オーディブル)のサービスの内容についてと、英語学習におすすめの理由を紹介したいと思います。
Audibleとはどんなサービスなのか?
Audible(オーディブル)とはAmazonが行っているサービスで、小説やビジネス本など様々な分野の本を読み上げてくれるサービスです。それも抑揚のない機械音声で読み上げているものではなく、内容やストーリーを俳優や声優が豊かに表現して朗読しています。非常に聞き取りやすく、楽しみながら「本を聴く」ことができます。
iPhoneやAndroidのスマホやタブレットにアプリをダウンロードして、いつでも気軽に聞くことができます。またApple WatchやAmazon Echoにも対応しているので、ランニングをしながら、家事をしながらでもいつでも本を読むことができます。
Audible(オーディブル)の登録は、amazonのアカウントがあれば面倒な個人情報の入力もなく、簡単に登録・ログインできます。本は『Amazon』と『audible』のサイトどちらからも購入が可能です。
<Audible(オーディブル)会員がお得な理由>
・月額1,500円で、毎月1冊は無料で購入ができる
・購入した本は、退会後も利用することができる
・非会員価格の30%OFFで購入が可能
・返品、交換可能
・30日間は無料でお試しができる
毎月1冊、本の値段に関わらず無料で購入することができ、購入したいものがなかった月は翌月に繰越しすることもできます(有効期間は6ヶ月)。また、購入してから365日は返品が可能なので、ちょっと聞いてみて少し自分には合わないかもと思えば返品できます。
始めてみようか迷っている方、無料会員登録すれば30日間は無料で利用できますので、一度試して見ると良いでしょう。
(最初の1冊は無料で読むことができますので、ご安心ください。2冊目以降は購入費が発生します。)
<公式サイト>
Amazon Audible
英語学習にAudibleがおすすめの理由
英語学習にAudible(オーディブル)をおすすめする理由は3つあります。
①洋書のラインナップが豊富であり、好きな本でリスニングをすることができる
Audible(オーディブル)はAmazon傘下のサービスのため、英語学習におすすめの洋書のラインナップが豊富、40万タイトル以上ものオーディオブックを利用することができます。
一般的な英語のリスニング教材はその内容に興味が湧くものが少ないですよね。Audible(オーディブル)なら自分の好きな内容やストーリーを楽しみながらリスニングすることができます。
②再生速度の変更や、早送り、巻き戻し機能など英語学習に利用しやすい
再生速度のアップ、ダウンはもちろんのこと、10秒単位で早送り、巻き戻しをすることができます。また、秒単位でブックマークをすることができるので、「どこまで読んだっけ」と探す無駄な時間を使うことなくすぐに読み始めることができます。
③オフラインでも視聴ができる
アプリに本をダウンロードするため、電波がないオフラインでも利用することが可能です。飛行機や新幹線などのも利用できるのはありがたいですね。
オーディオブックで英語学習を始めるなら、書籍数が多く使いやすいAudibleではじめることをおすすめします。聞くだけじゃ英語学習に意味がないのでは、と思う方はまずは一冊通して聞いてみてください。最初の一冊は無料なので試す価値ありです。
<公式サイト>
Amazon Audible
Audibleを使ったおすすめ英語学習方法は?どうやって本を選ぶ?
オーディオブックで英語学習をする際のおすすめの勉強法を紹介したいと思います。隙間時間や就寝前などに利用するだけでリスニング力がアップするのは間違い無いですが、さらに効果を最大限にするためのおすすめ勉強法をご紹介します。
①オーディオブックは選び方が重要
オーディオブックを選ぶ際に重要なのは、ご自身がお気に入りの本、興味のある分野の本、もしくはある程度内容を把握している本を英語学習に選びましょう。Audible(オーディブル)ならお試しの再生機能があり、本を購入する前に音声を聞くことができます。
ご自身が楽しんで聴けるものでないと続きませんし、興味が無いものなら一般の英語リスニング教材の方がいいです。自分が好きなものなら、リスニングがもっと楽しくなるはずです。
②シャドーイングする
声を出しても、頭の中でもどちらでもいいのでシャドーイングしてみましょう。すぐにそのまま再現することで、スピーキング力もアップします。またナレーターと同じように話すことで、ネイティブのスピードが身につくのはもちろんのこと、日本人に足りない英語独特のリズム、抑揚も身につけることができます。
③本の内容を事前に理解しておく
Audible(オーディブル)はテキストが無いのがデメリットでもあります。音声だけではなかなかついていけないという方は、まずは洋書を購入してテキストで予習するのがいいでしょう。予習しなくとも、聞き取れなかったところはテキストを見て確認、復習するのが英語を着実に身につける重要ポイントです。
普段から和書含め電子書籍をよく読むという方は、電子書籍読み放題のKindle Unlimitedと組み合わせて活用すれば洋書の購入にお金をかけずに利用することが可能です。
英語学習におすすめのAudible(オーディブル)10選
入門編:子供向けの英語学習本(絵本)
① 世界の童話 英語絵本(アルク)
『世界の童話 英語絵本(アルク)』は、おやゆびひめ、ももたろう、シンデレラなど、誰もが一度は聞いたことがある世界と日本の童話を、アルク社が厳選した語彙約2,000語をベースにシンプルでやさしい英文で収録しています。会話の中には日常生活で使いやすい簡単な慣用表現が多く登場します。絵本の世界を楽しみながら、自然に英語表現を覚えることができるはずです。
大まかな内容も把握できているストーリーが多いはずなので、オーディオブック入門として入りやすいものだと思います。
おすすめの英語小説:
②ハリー・ポッター
『ハリー・ポッター』シリーズもAudibleに対応しています。Audible会員ならハードの本を買うよりも安くなっています。ハリーポッターシリーズがお好きな方や、映画を見たことがあるという方は親しみやすく音声を聞いてイメージが湧きやすいかと思います。
また、今まで読んだことはなかったけどこの機会にという方は特におすすめです。なぜなら、あまりにシリーズが長すぎて、これが本だったらボリュームが大きすぎて全シリーズは読む気になかなか慣れないでしょう。まさにAudible(オーディブル)に向いています。そして内容は「面白い」の一言に尽きるはずです。
③English short stories for intermediate learners
English short stories for intermediate learnersは、8つの短編ストーリーで構成されており、その内容はサスペンス、SF、ファンタジー、犯罪やスリラーまで様々なジャンルを楽しめることができます。英語学習者向けのオーディオブックのため、読書を楽しみながら幅広い語彙力、会話の表現力を身につけることを目的としています。
英語学習者向けの物なので、リスニングが苦手な方でも比較的わかりやすいものになっており、朗読速度もかなりゆっくりです。これから始めてみるという方も多いかと思います。
④Who Moved My Cheese? / チーズはどこへ消えた?
Who Moved My Cheese? / チーズはどこへ消えた?は、世界各国でベストセラーとなった書籍です。2匹のネズミと2人の小人がある迷路の中でチーズを探し求める物語で、その姿を通して人間関係や恋愛、職場や家庭などのあらゆる変化にどう対応するのかヒントを与えてくれます。シンプルなストーリーではありますが、非常に深い内容です。
一度読んで、うーんまた読み返そう、となるような深い本です。朗読スピードも早くなく、シンプルでわかりやすいのでストーリーを楽しみながら聴くことができるはずです。
初心者向け:英語学習の方法を勉強する本
⑤留学しないで「英語の頭」をつくる方法
『留学しないで「英語の頭」をつくる方法』は英語学習に対する考え方や学習法を学べる本です。実際に留学経験があるのに英語が話せない人がたくさんいますが、それはやり方が間違っているからです。
こちらの本は『英語を訳さずに理解する「英語の頭」をつくること』を目的としています。日本語に訳してから英語を発信するのが日本人の典型的な英語学習法ですが、そうではなく英語を聞いてイメージが頭の中に浮かぶようにして、それをそのまま英語で言葉にできる勉強法を紹介しています。ナレーターの声も非常に聞きやすいのでおすすめです。
⑥ 純ジャパニーズの迷わない英語勉強法: (小学館)
『純ジャパニーズの迷わない英語勉強法: (小学館)』は、ニューヨークタイムズの記者が書く、外国人(日本人)が英語を学ぶのにはどうしたら良いかを紹介している英語学習本です。ニューヨークタイムズの記者というと、帰国子女などネイティブばりの英語が喋れるんだろうと思いきや、著者は帰国子女でもなく、海外留学経験もなく、日本を1ヶ月以上離れたことのなかった純ドメです。
そんな方がどうやってニューヨクタイムズの記者やサイマルの同時通訳など、世界を股にかけて活躍できる英語能力を身につけたのかを紹介しています。英語を半分諦め気味の方でもこちらの本を読めば「やってみるか」と背中を押されるはずです。
⑦ 日本人の英語勉強法: なぜ日本人はこんなにも英語ができないのか?
『日本人の英語勉強法: なぜ日本人はこんなにも英語ができないのか?』は、長年日本に住み、日本人に英語を教えてきた著者が、英会話学習の「俗説」と「真相」を紹介しています。「そんな勉強法だから英語ができない!」と斬る一冊です。
筆者はこのタイトルにものすごく惹かれました。なぜなら、筆者はアメリカに留学して世界各国の留学生と出会いましたが「英語ができないのは日本人だけなんじゃないか」と思うほど、皆さん普通に母国語でないのに英語をペラペラ話せます。こちらの本は英語学習の路頭に迷った時に、勉強の指針を提示してくれる本です。
⑧ 竹岡広信の「英語の頭」に変わる勉強法〔特別版〕
『竹岡広信の「英語の頭」に変わる勉強法〔特別版〕』は、あの人気漫画「ドラゴン桜」の英語講師のモデルとなった有名英語講師の竹岡広信先生の英語学習本です。「使える英語を身につけるにはどうしたら良いか」を独特の視点から語り、英語の発想やロジックを知ることで遠回りのようで一番の近道を教えてくれます。
落ち着いた優しい声で、そしてどれも根拠のある説明で納得するものばかり。英語を上達させたいのなら、必読の価値が大いにある一冊です。
中・上級者向け:ビジネス本
⑨ Rich Dad Poor Dad :金持ち父さん貧乏父さん
『Rich Dad Poor Dad』は、学校教育では絶対教えてくれないお金に関する知識や考え方を学ぶことができる説得力のある本です。経済の知識がない方でもすんなり理解できる内容になっていて、雇用されるだけではなく、自分で投資をして資金を作る生き方を学べます。
朗読も非常に聞き取りやすいクリアな英語で、初めての洋書の自己啓発本に最適です。英語を勉強するのと同時に、人生に役立つ知識も一緒に学べる本です。読んだらきっとしばらくは心に残る本だと思います。
⑩Steve Jobs:スティーブ・ジョブズ
『スティーブ・ジョブズ』は、言わずと知れたあのスティーブ・ジョブズの人間性や物作りに対する想いなどを存分に浴びることができる伝記です。生い立つから描かれており、洋書でありますがわかりやすい文章で書かれているので内容はさほど難しくありません。
しかし内容は専門用語も交えてあるので、やや中級、上級向けです。TOEICやTOEFLのリスニング対策として勉強に取り入れるのもおすすめです。
まとめ:Audibleで英語学習を進めよう
これまで中々移動時間を有効活用できていなかったという方も多いのではないでしょうか。Audible(オーディブル)なら歩いている時も車の運転中も活用ができます。
筆者はジムでのトレーニング中にAudibleで本を聴くようにしています。趣味のトレーニングと読書を両立できるようになったので随分時間が節約できるようになりました。
電子書籍読み放題のKindle Unlimitedと組み合わせて活用すれば時間をより有効に使えますので、ライフスタイルに合わせて利用してみてください。