アメリカはカード社会なので飲食店や100円以下の商品購入でも至るところでカードで支払いを済ませることができ、クレジットカードはアメリカ旅行の必須アイテムです。アメリカで暮らす私もほとんど現金は持ち歩かず、ほぼカード一枚で生活しています。
クレジットカードで支払いをするときに求められるサインですが、「あれ?日本語で書いていいのかな?」と手が止まってしまう方もいるかと思います。また焦って「違うサインを書いてしまった!」という方もいるかもしれません。
今回はアメリカで生活する筆者が、アメリカでクレジットカード利用時に署名するサインについて、書き方やサインする際の注意事項、またサインレスの場合など紹介したいと思います。
<この記事の対象者>
・アメリカでクレジットカード利用時にするサインについて知りたい人
・クレジットカード利用時のサインの注意事項を知りたい人
アメリカでクレジットカードのサインはどう書くの?
海外でクレジットカードを利用する時に、海外だからと行ってサインをローマ字にしてしまう方もいるかもしれません。
それは間違いです。
クレジットカードのサインは、必ずカードの裏に書かれているサインと同じものを署名しましょう。つまり、漢字で署名している方は、もちろん漢字で伝票にサインします。
アメリカ人のほとんどは漢字をわかりませんが、サインを「字の形」として認識するので、もし違っていれば指摘されて本人と違う疑いをかけられ買い物ができない場合があります。
アメリカでは特にサインを重んじる文化があります。
クレジットカードのサインは自分が自分であることを証明するものなので、必ずカード裏面と同じ署名をしましょう。
アメリカでクレジットカードのサインを間違えてしまった場合
アメリカでクレジットカードを利用する際、店員は客側がしたサインとクレジットカードのサインを見比べて本人確認をします。
その際にサインが一致していない場合は、持ち主でない疑いがかけられ支払いの許可が降りません。もしくはクレジットカード会社に連絡がいきロックがかかる場合があります。セキュリティ対策ではありますが、ロックされてしまうと、しばらくカードが使えなかったりと楽しい旅行が台無しですね。
またそもそもクレジットカード裏面に署名をしていない場合は、店側がクレカの利用を拒否することができるのです。サインを間違えない為にも以下の点をクレジットカード利用前に確認しておきましょう。
<事前に確認する事項>
・クレジットカード裏面に署名はしてあるか
・クレジットカードのサインを確認しておく(お持ちの全てのカードで一致させるのが無難です)
アメリカでクレジットカード利用時にサインレスの場合がある?
アメリカでクレジットカードを利用する際にサインが求められない場合もあります。それはICチップ搭載のカードの場合、PINコードと呼ばれる4桁の暗証番号のみで決済できます。
従来の磁気タイプのカードは本人確認のサインが求められますが、ICカードであれば4桁の暗証番号(PIN)入力だけで完了です。しかし、通常は3回続けて暗証番号の入力を間違えるとクレジットカードがロックされてしまいます。
「暗証番号を忘れてしまったので、サインでお願いします」というのは、海外では通用しません。事前に暗証番号を確認しておきましょう。
とはいえ、アメリカはまだまだ伝表にサインのスタイルのお店が多いので、ICチップ搭載のカードであってもテーブル会計のレストランなどはほぼ7割くらいサインが必要となります。
まとめ:アメリカでクレジットカードのサインは落ち着いていつも通りに
アメリカでクレジットカードを利用する際のサインの方法、注意事項について紹介させていただきました。日本では普段何気なく名前を書いていますが、いざ海外でサインを求められると焦ってしまいますよね。
アメリカにいてもクレジットカードの利用は日本と同じ、落ち着いてカード裏面と同じ署名をしましょう。