TOEFL

TOEFLの種類(iBT、ITP、PBT、CBT)を3分で解説

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海外留学や転職、もしくは自分の英語レベルをチェックをするためにTOEFLを受験する必要がある時に、そもそもTOEFLとは何かについて皆さん調べるかと思います。

TOEFLは “Test of English as a Foreign Language(外国語としての英語のテスト)” の略称で、母国語が英語でない外国人の英語力を測るための資格で、海外留学のためのスコア提出にはほぼ必須の試験になります。

また留学希望者等だけでなく、2020年度から始まる「大学入学共通テスト」においてもTOEFLが採用され、今後ますます受験者が増えることが予想されています。

TOEFLを受ける意味についてお悩みの方はまずはこちらをご参照ください。

TOEFLを受ける意味とは?TOEFLを受けるべき3つの理由 2020年度から始まる「大学入学共通テスト」においてもTOEFLが検討され、今後ますます受験者が増えることが予想されているTOEFLで...

そんなTOEFLには、4種類のテスト形式があります。

形式ごとにそれぞれ難易度や用途、申込方法、そしてスコアが違います。TOEFLを受験する前に、自分にはどのTOEFL受験が合っているのか、確認し試験に挑む必要があります。そこで今回は3種類のテスト形式にはどのような違いがあるのかご紹介したいと思います。

<この記事の対象者>
・TOEFLの種類が知りたい
・どのようなテスト形式が自分に合っているのか知りたい
・テスト形式ごとのスコアの違いを知りたい

TOEFLの種類について(iBT、ITP、PBT、CBT)

TOEFLの試験は「iBT」「ITP」「PBT」 「CBT」 の3種類があります。

ではさっそく詳しく紹介していきましょう。 

TOEFL iBTとは

基本的にTOEFLというとiBTを指し、全世界の受験者のうち98%がiBTテストを受験しています。英語圏の大学・大学院に留学する際に、ほぼこちらのスコアの提出が求められます。

皆さんが一般的に受験するテスト形式はこちらです。

TOEFL iBTテストは日本では2006年7月から運用が開始されました。コミュニケーションに必要な「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を総合的に、公平性をもって測定されます。

<TOEFL iBTの特徴>

  • テストセンターにて全てのセクションをコンピュータ上で受験
  • テスト所要時間は3時間
  • 受験料が高い
  • Reading, Listening, Speaking, Writingの各セクションをそれぞれ0〜30で採点され、満点スコアは120である
  • Speakingセクションでは、音声を録音する
  • スコアの受け取りに4週間以上かかる
  • スコアは点数に加え、「スコアの持つ意味」の解説も示される

受験料についてですが、2019年8月現在でこちらの金額となっています。(受験料および手数料は予告なく変更の可能性があるため、最新情報は公式サイトにてご確認ください。)

テスト日の7日前まで US$235
テスト日の4日前まで(オンライン)
テスト日の前営業日17時まで(電話)
US$275
(US$235+手数料US$40)
申込済みのテスト日やテスト会場の変更
テスト日の4日前まで(オンライン・電話*)
*電話の場合、予約センターが非営業日の場合は直前の営業日まで
US$60

銀行、クレジット(デビット)カード会社によって支払を却下された場合、手数料US$20がかかります。

iBTはスコア受け取りまでに4週間以上かかります。
スコア提出の予定がある方は早めの計画が必要です。(再受験は12日間空ける必要がある)

TOEFL ITPとは

TOEFL ITPはTOEFLテスト開発のETSが提供する団体向け試験です。

個人単位での受験はできません。

こちらはペーパー形式のテストで試験内容はリスニングとリーディングのみです。所要時間はiBTに比べて短く、約2時間程度です。TOEFL ITPテストのスコアは学内プログラムの効果測定、クラス分け、交換留学の選考などに利用されています。

<TOEFL ITPの特徴>

  • 個人単位では受験できない
  • 試験はReading, Listeningの2つのセクションのみ
  • 難易度に応じて2つのレベルがあり、PBTテストと同じ難易度のLevel 1と、時間を短縮し易しい問題で構成したLevel 2がある
  • 受験料が安い(約4000円)
  • スコアの受け取りまで1〜2週間かかる
  • TOEFL ITPのスコアは、海外大学留学の判定には用いられない

ここで注意すべきはTOEFL ITPのスコアをとっても海外大学留学の判定には用いられません。しかし、iBTと比べて受験費用は安く、TOEFL iBTを受けるには少しハードルが高いと感じている方は力試しとして活用するのもいいかもしれませんね。

自身の所属する大学や企業などが実施しているかチェックしてみましょう。

TOEFL ITPのスコアは海外大学留学の判定には使用できない

TOEFL PBTとは(改訂版TOEFLペーパー版テスト)

TOEFL PBTはペーパー版TOEFLテストで、インターネット環境のない地域のみで実施されています。

実はこの試験はもう日本では受験できません

2017年10月以降、インターネットが使用できない地域限定で、TOEFL PBTテスト(TOEFL Paper-based Test)に代わり改訂版TOEFLペーパー版テストが実施されています。内容はリーディング、リスニング、ライティングの3つのセクションです。

TOEFL CBTとは

Computer Based Testingの略です。「TOEFLは200点は超えないと」等と言っている留学経験者は恐らくこのCBTの話をしています。

こちらももう廃止されていますので、この点数基準を覚える必要はありません


TOEFLの種類別テストのスコア相関性について

TOEFLのテスト形式種類をそれぞれ紹介しましたが、各テストのスコアには相関性があります。2006年にETSからTOEFL テストのスコアスケールの相関表が発表されました。

下の表はTOEFL PBTテストとTOEFL iBT/PBTテストの総得点の比較を抜粋したものです。一つの試験を受けると他のテスト形式でスコアがどれくらい取れるのかわかります。

<出典:TOEFL® Score Comparison / Total

TOELFL iBTTOEFL PBT/iTP
111 - 120640 - 677
100 - 110600 - 637
90 - 99577 - 597
79 - 89550 - 573
71 - 78527 - 547
61 - 70500 - 523
51 - 60467 - 497
41 - 50437 - 463
30 - 40397 - 433

まとめ:色々種類はあるが、現存しているのはiBTとITPのみ

TOEFLの種類についてお分かりいただけたでしょうか。

皆さんが受験することができるのはiBTとITPの2種類ということになり、どちらを受けた方がいいのか悩むかもしれません。

もし海外留学を目指すのであれば、私はiBTの受験対策をする方をおすすめします。

海外のほとんどの大学でiBTのスコアを求められることと、ITPでは4技能の英語力判定は出来ないため、総合的な英語力の証明にはなりにくいです。その点で、今後将来のビジネスの場や転職活動などにおいても役立つ実践的な英語が身につくのはTOEFL iBTの方だと思います。

TOEFLをこれから受験する方に少しでもお役に立てれば幸いです。また、具体的なTOEFLの勉強方法や試験対策については別の記事でご紹介していますので、是非ご覧ください。