TOEFLを何度も受験していると、実力は大して変わっていないはずなのでスコアが大きく変動することがあります。
筆者は20回以上の受験経験がありますが、その中で実際にそうした経験を何度もしてきました。
当日のコンディションの問題や試験テクニックなどによってもスコアは変動しますが、「運」の要素も大きくあるでしょう。
本記事では「運」が与える影響について考察してみました。
<この記事の対象者>
・TOEFL試験で運がどの程度影響しているか知りたい人
TOEFL試験における運の影響はどの程度?
様々な仮定のもと、運がTOEFLスコアに与える影響を考えていきます。
Readingの場合
【仮定】
ダミーを除いた問題数が36問(12×3パッセージ)
1問当たりの得点は一律(1問につき30/36点)
2択まで絞って勘で選んだ問題が各パッセージに3問ずつ(計9問)
【2択が全部正解した場合と不正解だった場合の差】
9問×30/36点=7.5点
Listeningの場合
【仮定】
ダミーを除いた問題数が34問
1問当たりの得点は一律(1問につき30/34点)
2択まで絞って勘で選んだ問題が各音声につき2問(計12問)
【2択が全部正解した場合と不正解だった場合の差】
12問×30/34点=10.58点
Speaking&Writingの場合
絶対的な正解・不正解がないセクションなので、採点者の主観が排除しきれず、運の要素が非常に強いと言えます。
ここでは筆者がリスコア(再採点請求)を行った際の、一番変動が大きかった数値を運によるスコアの変動幅として用います。
Writing:4点
Speaking:2点
運によって24点の差が生じる
あくまで仮定の話ですが、上記の4セクションの数値を合計すると約24点(7.5+10.58+4+2)になります。
Reading&Listeningの数値は「全部正解の場合」と「全部不正解の場合」を比べており、極端な数値にはなっていますが、運によってこれだけの差が生じる可能性があるということです。
スコアは運にも左右されるので一喜一憂しないのが大切
仮定の置き方によってもスコアの幅は変わりますが、いずれにしても運が大きな影響を与えていることは事実と言えます。
スコアに一喜一憂せずに、何度もチャレンジする前向きな姿勢が大切だと思います。
(筆者もスコアに苦しんで20回以上も受験しています)
まとめ:TOEFLは実力も大事だが運の影響も正直大きい
運によってスコアが上下してしまう現実があるので、スコアが思ったより低くても前向きに再受験すれば思わぬ高得点が出る可能性もあります。
めげずにチャレンジを続けましょう。