「一生懸命勉強しているのにスコアが上がらない」
そんな方はTOEFLのコツを知らないだけかもしれません。TOEFLは一点刻みのシビアなテストですが、ちょっとしたコツを知ることで得点が跳ね上がることがよくあります。
たとえば、あなたは試験前にPCモニターの調整をしていますか?
もし何の話をしているのかわからない場合、あなたはテクニック不足により本来の実力よりも低いスコアを受け取っている可能性が高いです。
本記事では実力以上に得点を取るためのTOEFLの受験テクニックをご紹介していきます。
なお、テクニックに頼らず、純粋に英語力を高めたいという方はオンライン英会話でアウトプットを繰り返すのがオススメです。
<この記事の対象者>
・英語力の伸びに限界を感じてきた方
・実力以下のスコアしか取れていないと感じる方
・短期間で一気にスコアを伸ばしたい方
なぜTOEFLにはテクニックが必要?コツなんてない?
受験テクニックというと「何かズルいことをするんじゃないか」とイメージされる方もいるかもしれません。
しかし、受験テクニックというのは「試験のルールを理解すること」であり「ルールの中で最大限自分の有利な用に戦う技術」のことです。
頭を使って賢く効率的に戦うのが受験テクニックであり、何も考えずに真正面から試験を受けるのは非効率です。
英語力がずば抜けている帰国子女の方などには、受験テクニックも何も使わず「適当に受けたら110点だった」ということもあり得ますが、一般人にとってはテクニックは必須です。
受験テクニックを知らずにTOEFL受験をするのは、オフサイドを知らないでサッカーの試合に出るようなものです。
TOEFLのテクニック・コツ10選
①試験前にPCモニター画面を調整する
数時間に及ぶ試験なのでPCモニターを最適化するのは必須です。
高すぎる・低すぎる位置にあるモニターだと肩や腰が疲れて集中力が削がれてしまいますし、輝度が高いモニターを長時間見るのは目への負担が非常に高くなってしまいます。
席に着いたからといってすぐに試験を始めてはいけません。試験前に必ず自分にとってベストな状態にモニターを調整してください。
なお、目への負担を考えると輝度はなるべく小さくした方がいいです。輝度の調整は必ずできますので、自分で色々モニター画面をいじってみるか、操作方法がわからない場合はスタッフに確認してみてください。
「勝手にモニターをいじっていいの?」という質問が多く寄せられますが全く問題ありません。
②PCメガネ(ブルーライトカット)を活用する
テクニック①とも関連しますが、モニターの輝度を最小にしてもモニターからブルーライトは出ていますので、目への負担を十分に軽減できていません。
特にリーディングでは目への負担が非常に高く、集中力維持が容易ではないため、ブルーライトカットのPCメガネは必須です。
まだ利用したことのない方は以下の記事を参考にしてみてください。
③耳栓を活用する
TOEFL試験では会場側で耳栓が用意されていることもありますが、会場によって耳栓の種類や品質が異なるため、一種のギャンブルになってしまいます。
会場に左右されないためには自分で耳栓を用意しておいた方が良いでしょう。
耳栓が必要な具体的な理由や耳栓の選び方については以下の記事をご参照ください。
④マイクテストでは頭を使わない
マイクテストで「Describe the city you live in.」と聞かれます。
これに対して必死に文章を考えて答えている人がいます。しかし、長丁場の試験なので余計なところで頭を使わないようにすべきです。
ここは何も考えず「I live in Tokyo」と呪文のように繰り返せばOKです。
小さいことですが、1点刻みのシビアな試験なので、無駄な体力は使わず温存してください。
⑤テンプレートを活用する
スピーキングとライティングにおいては、テンプレートを活用して臨むべきです。
何も型ががない状態で戦えるのは帰国子女レベルの方だけです。
最強のテンプレートは本サイトでも公開予定ですが、大切なことはどのテンプレートでも良いのでそれを完全に使いこなせるように反復することです。
そのためにはアウトプットの場としてオンライン英会話を利用するのが最も効率的だと思います。
月6,480円で24時間、回数無制限で利用できるネイティブキャンプが圧倒的にコストパフォーマンスが高くておすすめです。筆者は受験期に1日3時間レッスンを受けていた時期もあります。
⑥会場入りの時間を調整する
会場入りが早すぎると、自分が他の受験生より先にReadingを開始することになります。
そうすると、集中して読んでいる横で他の受験生がバタバタと後から入室してくることになり、試験官と会話をしたり、「I live in Tokyo」と繰り返したりされます。
一方、会場入りが遅すぎると受付の混雑に巻き込まれて長時間待たされるリスクもあります。
会場によってちょうど良い入り時間は異なりますが、目安としては9時半以降に会場に到着するように向かう方が良いと思います。
⑦休憩時間中に糖分&水分&カフェイン補給
休憩時間の過ごし方もとても大切です。
特に休憩直後に始まるSpeakingでは瞬発力が要求されますので、頭の回転が高まるように糖分の補給は欠かせません。また、しっかり喉の奥で声を出すために軽く喉を潤わせておくことも大切です。
SpeakingとWritingで集中力を切らせないために、カフェインで集中力を維持するのもオススメです。
<体験談>
筆者は休憩時間中にレッドブル(カロリーオフではない方)を飲んでいました。
糖分・水分・カフェインを一気に取れることからレッドブルを選んでいました。
飲み過ぎて試験中にトイレに行きたくなると最悪ですので、半分程度を飲むようにしていました。
⑧スピーキングはオウム返しで時間を稼ぐ
スピーキングで回答すべきことが思いつかず、頭が真っ白になってしまうという経験がある方は多いと思います。
そんな時、何も話さなければ0点になってしまいますので、そんな時は質問文をオウム返しして時間を稼ぎましょう。
たとえば、「Describe one of the most popular websites in your country? Explain why it is popular with details or examples.」という質問であれば、
「Describe one of the most popular websites in your my country is ~〇〇 」とゆっくり話せば時間稼ぎができます。
⑨気に入らない席の場合は遠慮なく変更を申し出る
同じ会場でも座席の当たりはずれが結構大きいです。「机が揺れる」「モニターがちいい」「狭い」「エアコンが暑い・寒い」など様々です。
特に入り口に近い席だと入退出者の動きでうるさい場合があります。そうした際は遠慮なくスタッフに申し出れば、基本的に座席変更に応じて貰えます。
我慢してやりづらい座席で受けたために目標スコアが取れなくては最悪です。座席にまでこだわって最善を尽くしましょう。
⑩高スコアが出やすい会場を選ぶ
TOEFLは試験会場によって状況が全然違うため、会場によってはパフォーマンスが落ちてしまうことがよくあります。
<よくあるダメな会場例>
・隣の席との仕切りがない
→真横の人のスピーキングの声やリスニング音で集中力が乱れる
・ノートパソコンで受験させられる
→画面が小さくてリーディングの際の負担が増加。タイピングもしづらく、ライティングでも不利。
このような会場では、実力を出し切ることが困難です。具体的な会場選びのポイントについては以下の記事をご参照ください。
まとめ:TOEFLのコツを掴んで短期間でスコアアップしよう
皆さん上記のテクニックは全て実践していましたでしょうか。
こうしたテクニックを駆使しているのとしていないのでは、英語の実力以上にスコアに差がついてしまいます。
また、同時にテクニックで上がるスコアには限度があります。テクニックを一通り身に付けた後は英語の実力勝負になりますので、アウトプット中心の勉強を意識して学習を続けましょう。