初めてTOEFL受験をする方は、当日の流れや注意点を事前にイメージできた方がコンディションの面でも有利かと思います。
実際に受験会場では、他の受験者の方のプレッシャーを感じたり、検査官による目視検査が行われたり、試験の緊張も合間って、テストを開始する前になかなか落ち着かず心の動揺があるかもしれません。そんなことで自分のパフォーマンスを最大限発揮できないのは勿体無いですよね。
本記事では、受験当日のスケジュールと注意すべき点をTOEFLを通算20回以上受けている筆者が紹介します。
<この記事の対象者>
・TOEFL受験当日のスケジュールを知りたい
・受験に関する注意点を知りたい
受験当日の流れ
会場に着くまでにやるべきこと
ご存知の通り、TOEFLは3時間越えの長丁場の試験です。
筆者のお勧めとしては、試験1時間前は目、頭を休ませること。
TOEFL受験に関して私も数々の体験記を読んで実践してみましたが、試験1時間前は頭を少し休ませることが私には一番合っていました。すっと目を閉じて心を少し落ち着かせます。
長時間のテストではかなりの集中力を必要とし、試験時間ギリギリまで頭に叩きこむと試験開始途中にエネルギーが切れてしまいます。目も相当酷使します。ギリギリまでリーディングをしたりとウォーミングアップをする方もいますが、私はお勧めしません。
ただし、私はリスニングで聞き流しをしながらです。
私は受験当時東京都内に住んでいたため、いつも試験会場まで電車を使用し40分~50分程度乗ることが多かったです。その間に極力文字を読まず頭を少し休めるようにしていました。
でも試験当日は何もやらないのかというとそうではないです。
試験1時間前までは自分のテンプレートを見返したりスピーキングを練習したりとウォーミングアップを行っていました。
・試験1時間前は長時間の戦いに備えて、頭、目を休ませるべし。
・試験1時間前までは自分のテンプレートを見返したりスピーキングを練習したりとウォーミングアップを行っておく。
TOEFL時間割:テストのセクションについて
TOEFLの試験時間について、セクションごとでは以下のような時間配分となっています。
セクション | 制限時間 | 問題 | 課題 |
Reading | 60~80 分 | 36~56 問 | 学術的な文章の抜粋を 3 または 4 パッセージ読んで質問に答える |
Listening | 60~90 分 | 34~51 問 | 講義、授業中の討論、会話を聴いた後に質問に答える |
休憩 | 10 分 | — | — |
Speaking | 20 分 | 6 課題 | 身近なトピックについて意見を述べる。リーディングやlisteningの課題を基に話す。 |
Writing | 50 分 | 2 課題 | リーディングやlisteningのタスクを基にエッセイ形式の答案を書く。意見を支持する文章を書く。 |
ReadingとListeningの制限時間についてですが、どちらかのセクションでダミー問題が出題されるため、制限時間に開きがあります。
ダミー問題についてはこちらの記事でご確認ください。
会場についてから試験終了までのスケジュール
会場についてからの一般的な流れは次のとおりです。
- 荷物をロッカーに預ける
- チェックインの手続きをする
- 目視検査
- マイクテスト
- 受験開始
- 休憩
- スコアを提出またはキャンセルする
- サインアウトの手続きをする
①荷物をロッカーに預ける
会場につくと、私物を保管しておく場所に関してテストセンターのスタッフから指示があります。(ロッカーがあるかは会場ごとに異なる場合があります)
ここで手元に持っていていいものは基本的にはパスポートのみです。
持ち物の詳細についてはこちらの記事をご確認ください。
②チェックインの手続きをする
・受付に持参したパスポートを提示
・誓約書に記入(パスポートと同じサインをする)
・写真撮影
③目視検査
座席につく前に試験管による目視検査があります。
ポケットを空にする、袖を手首より上にまくる、パンツの裾を上げるなどを支持される場合があります。
④マイクテスト
受験開始をする座席に案内されマイクテストを行います。
パソコン画面上で、英語の質問があり、回答します。マイクが正常であれば、「ピーッ」と鳴って、テスト開始の画面になります。これは採点に関わるものでは無いので、関係の無い回答をしてもOKです。ただのマイクテストです。
・何を話していいかわからない場合は「I live in Tokyo」と言いましょう。受験生の多くが使っている定番フレーズです。
⑤受験開始
いざ受験開始です。スタートをクリックすると同時にタイマーがスタートします。ここで重要なのはクリックする前に一回深呼吸しておきましょう。
TOEFLは個人でスタートする試験なので一斉スタートではありません。
⑥休憩
Listeningセクションが終わると10分間の休憩があります。持ってきた飲食物で一息入れましょう。エネルギー補給、大事です。
この時に持ってきた鞄を持ち出したり、スマホをチェックすることはカンニング行為と見なされますのでご注意ください。
⑦スコアを提出またはキャンセルする
試験が終了すると、この結果を送信するかどうかの質問が表示されますので、「はい」にチェックを入れてください。ここにチェックを入れないと、結果の返却はありませんのでご注意を。
⑧サインアウトの手続きをする
試験終了となったら室内に持ち込んだものは全て持って退室し、ここで試験管に使用したメモなどを全て返却します。退室のサインをして、試験は終了です。
TOEFL受験当日の注意点
TOEFLは先にご説明した通り、受験者各々のタイミングでスタートになります。
そこで、筆者の経験から注意しておきたいのが、到着時間です!
なぜかというと、一斉スタートではないので、自分がReadingに取り掛かっている時に隣の人はマイクテストをしていて集中が途切れるかもしれません。また、周りが静かな中で自分だけがSpeakingすることもあるかもしれません。それがTOEFLテストの厄介なところです。
受験回数が増えていく中で、周りの受験生がいつ何をやっている時に自分の試験を開始すべきかを考えながら会場入りすることが大切です。
TOEFLの公式ホームページでは試験開始の30分前に到着が目安と書いてあります。また遅刻した場合受験できない可能性があるとも書かれていますので、遅刻しない範囲で到着時間を調整しましょう。
自分に合った到着時間を探り、試験を開始すること
まとめ:当日の流れを理解して実力を出し切ろう
TOEFLの実際の流れはイメージできたでしょうか?
会場についてからの大まかな流れがイメージできれば、テスト当日に落ち着いてテストに臨むことができます。
皆さんの力が最大限に発揮できることを願っています!!!