CPA(米国公認会計士) PR

【米国公認会計士】USCPAの洋書・問題集はどれがいい?Wiley、Becker、Gleim、Roger?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
Pocket

USCPA試験に合格するためには、多くの問題演習をこなすことが必須です。

問題集はアメリカで出版された洋書を使うことになりますが、洋書にも色々種類があってどれが良いのかわかりにくいですよね。

本記事では「どの洋書を買えばいい?」「どうやって買うの?」「そもそも自分で買う必要ある?」といった疑問に、大手4社の洋書を使用したことがあるUSCPAの筆者お答えしていきます。

<この記事の対象者>
・洋書を買うか迷っている方
・どこで、どの洋書を買えばいいのかわからない方

USCPAの洋書・問題集を買うべき人

洋書を自分で購入するべき人・購入する必要がない人を以下にまとめました。

古い参考書(洋書に限らず全てのテキスト)で勉強すると、せっかく勉強した内容が古く(今は違うルール)、覚えた通りに回答したのに正答にならない場合があります。

必ず使っている参考書が最新版かを確認しましょう。

【米国公認会計士の洋書・問題集】
<買うべき人>

・独学で試験勉強を進める方
洋書を持っているが、古くなってしまった
・予備校で洋書を貰えない方
・他の洋書を持っているが自分に合わないと感じた方

<買う必要がない人>
・予備校に通っている・通う予定で、コースに洋書がついてくる方

試験範囲や内容は頻繁に変更されるため、古い洋書での学習は危険です。必ず最新版で学習してください。

特にTaxでは税率や控除のルールが毎年変更されるため、古い数値を覚えてしまうと本番で誤答してしまいます。

せっかく覚えた数値が誤っていては努力が水の泡になります。

USCPAの洋書・問題集の選び方

米国公認会計士試験の問題集は、主なもので4種類あります(Wiley、Becker、Gleim、Roger)が、いずれもアメリカでCPA教材としてスタンダードになっているものなので、基本的に中身(問題数、解説の質)に大きな差はありません
(したがって、予備校選びの際、洋書の種類を軸に選択するのはオススメしません。)

教材選びに時間を掛けてもあまり意味はないので、「金額」「購入しやすさ」で選ぶと良いと思います。

以下でそれぞれの特徴を簡単に紹介します。

Wiley

アメリカの有名なCPA情報サイト(Crush the CPA)でも最高評価の5つ星が与えられている定番の教材です。

筆者もWileyを使用しましたが、必要最低限にまとまっているので無駄なく学習を進められました。

悪い点は、たまに雑な解説が混ざっています。「正解はa。なぜならb,c,dは間違いだから」と何の解説にもなっていない解説がありました。

ただし、問題集とは別のレクチャー部分を読めばちゃんとわかるようになっているので、大きな問題にではないと思います。 (改善はして欲しいですが・・・)

他の洋書と比べて安く( 1科目18,000円程度、4科目セットで72,000円程)、かつAmazonで購入可能なので、日本で勉強するならWiley一択ではないかと思います。

<Amazonのリンク一覧>
FAR:Financial Accounting and Reporting
REG:Regulation
AUD:Auditing
BEC:Business Environment and Concepts
4科目セット
※最新版であることをご確認ください

Becker

大手予備校のTACではBeckerが使用されています。筆者は試験直前コースでTACを利用したため、一科目だけBeckerを利用しました。

Wileyと特に大きな違いは感じませんでした(Wileyと全く同じ問題も多数ありました。実際に過去に出題された問題を使用しているので、どのテキストも大体同じ問題が載っているようです。)

Beckerの公式サイトでしか購入できず、かつテキストのみの購入ができません。一番安いコースでも約25万円程しますので、わざわざ買うのはオススメできません。どうしてもBeckerが良い方はTACのコースを受講するのが良いでしょう。

Roger

こちらも公式サイトで購入するしかないようです。Becker同様、テキストのみの販売はしておらず、Beckerより価格は若干安い(キャンペーン価格で22万円程度)ですが、わざわざ買うことはないと思います。

筆者は大原でRogerを貰ったものの、主にWileyを使っていたためRogerはあまり使っていません。他の教材より分厚く説明重視な印象でしたので、細かいところまで丁寧に勉強したい方には向いてる気がします。

筆者
筆者
英語の長い説明を読むのに耐えられず挫折しました・・・

資格の大原ではRogerを使用していますので、気になる方は大原でサンプルのテキストを見せて貰うと良いと思います。

Gleim

同じく公式サイトでしか購入できませんが、テキストのみの購入も可能です(1科目2万6000円程度)。

アメリカでtaxの勉強をしている時に使用しましたが、やはり中身はWiley・Beckerと変わりませんでした。

まとめ:USCPAの洋書・問題集を買うならWiley

価格、購入しやすさ、質を考えるとWileyが一番オススメですが、どの教材も中身はあまり変わりませんので、手にした教材を徹底的に繰り返しやり抜くことが一番大切です。

受験生活が長引き、古い教材のまま学習を続けている方もいらっしゃると思いますが、それでは合格が遠のいてしまいますので、必ず最新版の教材を買い直してください。
(アップデートされた箇所を自分で全て確認・修正していく作業は難しく、時間もかかるので、その時間があれば勉強に充てた方が有意義です)