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なぜTOEFLは難しいのか?7つの原因と対策

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TOEFL(ibt・ipt)を難しいと感じる方は多いでしょう。ツイッターを見ていても「全然できない」「難しすぎる・・・」という投稿が目立ちます。

特に大学受験やTOEIC試験などを経験した方にとっては、TOEFLの難しさが余計に際立って感じられるようです。

しかし、「具体的にTOEFLはどう難しいのか?」と聞かれると即答できる人は多くないかもしれません。

難しさの理由を正確に突き止めて初めて適切な対策が取れますので、本記事ではそれを7つの観点から説明したいと思います。

<この記事の対象者>
・TOEFLがどう難しいのかを説明できない
・TOEFLの難しさをどう乗り越えれば良いか知りたい

※TOEFLが難しすぎて心が折れている方は以下の記事をご覧ください。

理由①:単語が難しい

ほとんどの方が直面するのが単語の壁です。「文中のほとんどの単語がわからない」という方も少なくありません。

語彙力が低いとリスニングやスピーキングの勉強も効率的に進まないので、まず初めに一気に単語を覚えてしまうのが効率的です。

使用する単語帳は「TOEFLテスト英単語3800」の一択ですが、ここに記載されている単語は割とレベルが高いため、覚えるのは簡単ではありません。

しかし、ここに出てくる単語を覚えることはスコアアップにも直結しますし、その後の勉強の伸び方にも大きく影響してきますので、コツコツ続けるようにしてください。

単語暗記はスポーツでいう基礎体力作りと同じです。単語力がないのにWritingやSpeakingの練習をするのは、走る体力がないのにサッカーのシュート練習をしているようなものです。
(目安として、TOEFL80点以下の方はそもそも語彙が全く足りていませんので、単語学習に専念してください。)

神部孝 (著) 旺文社 (2014/2/21)

※英単語3800の勉強方法やメリット・デメリットについては以下の記事をご覧ください

理由②:リーディングが難しい

Readingは日本人にとっては一番取っつきやすいセクションではありますが、意外と侮れません。

一番の理由は記載されている文章の前提知識がないことです。たとえば、西洋美術やプレートテクトニクスの話などは頻出トピックですが、これらの知識が全くない方にとっては内容を理解するのがとても困難です。

ニュースを見ている時、興味のあるスポーツの話ならすぐに理解ができるのに、政治の話になると理解しにくくなるのと同じです。

それでも母国語であれば何とか話には付いていけますが、英語で同じことを行うのはとても大変です。

幸い、TOEFLで出題されるトピックはかなり限定的ですので、早い段階で前提知識をまとめてインプットする必要があります。これを行うとListeningにも非常に効果的です。

以下のテキストでは必要なTOEFLの教養・前提知識が網羅されており、かつ図や写真を多用していて視覚的に理解できるので必須の一冊です。単語帳ですが、単語を覚えるというよりは背景知識を理解する目的で使用するのがオススメの使い方です。

佐藤 誠司 (著), 小池 直己 (著) ジャパンタイムズ (2014/11/30)

理由③:リスニングが難しい

日本の学校で使用されているリスニング音源の多くはイギリス英語ですが、TOEFLではアメリカ英語の音声が使用されているため、多くの人にとっては聞きなれない音となります。

また、TOEICのようなビジネス英語ではないため、非常にカジュアルな話し方・表現が使われますので、そうしたものに慣れていないと意味が理解できません

本番と同じ話し方をする音声で練習を繰り返すのが近道なので、公式ガイドの音声を徹底的に反復してください。同じ音声を繰り返し聞くのは退屈で苦痛ですが、色々な音声を聞くのではなく、一つの音声を徹底的に聞くことが大切です。

Educational Testing Service (著) McGraw-Hill Education; 5版 (2017/12/13)

理由④:スピーキングが難しい

日本人にとって最難関のパートとも言えます。

しかし、「スピーキングの実力を身に付ける」のはとても時間が掛かりますが、単に「TOEFLのスピーキングで高得点(~23点)を取る」のは難しくありません

それは出題パターンが限られており、テンプレートを用いた練習で対応可能だからです。

ただし、アウトプットの反復練習は必須ですので、オンライン英会話を活用するのが最適です。

※以下の記事ではオンライン英会話の活用方法を解説しています。

理由⑤:ライティングが難しい

Writingは短い時間の中で瞬時に大量の文章を書かなければいけないので、Speaking同様に大量の反復練習が必要になります。

この過程において「添削を受ける」というプロセスは不可欠ですが、意外と添削を受けている人は少ないようです。塾や予備校で添削を受けると高額であるというのが主な理由だと思いますが、実はオンライン英会話でもWritingの添削を受けることは可能です。

時間の限り何本でも添削を受けられるうえ、好きな時間にその場で添削して貰えるので予備校よりも時間的・金銭的にもオススメです。

気になるのが添削のクオリティだと思います。

「英会話の講師であって文章校正のプロではないんじゃ?」「TOEFLのことよくわかっていないんじゃ?」「そもそも講師もネイティブじゃないんじゃ?」

と気になるかもしれませんが、全く心配はいりません

あなたが既にネイティブクラスの英語力を持っているのであれば別ですが、99%の人は一つのエッセイの中で文法・語法ミスやスペルミス、論理構成の歪みなど基礎的なミスをしています

その程度のことを指摘するのに特別なスキルはいりませんので、安心して講師の添削を受けてください

理由⑥:ダミーへの対応が難しい

「試験問題の中にダミー問題が混ぜられている」というのもTOEFL試験を難しく感じる要因の一つになっています。

ダミー問題という仕組み自体がこれまで経験してきた試験には含まれていなかったことダミー問題についての理解が浅いことが原因だと思いますが、ダミー問題を恐れることはありません

ダミー問題は得点に影響されませんし、もはやダミー問題を特定することもできません。ダミーという存在を忘れて目の前の問題に集中することが肝要です。

※ダミー問題の詳細及び最新情報は以下の記事をご覧ください。

理由⑦:本番で実力を発揮するのが難しい

高い英語力があるのにTOEFLのスコアが中々上がらないという方も多くいます。具体的な理由は以下の記事にまとめていますが、本番で実力を発揮するのも簡単ではありません。

ただ英語力を身に付ければいいのではなく、試験当日に一発勝負でその実力を示せなければいけないというのがTOEFLの難しさの一つです。

※本番で力を発揮する方法については以下の記事をご覧ください。

まとめ:なぜ難しいかを知ることで対策が打てる

なぜ難しいのかがわかれば、攻略していくのは難しくありません。要因を分解して一つひとつ個別に対応していくことが大切です。 

筆者もTOEFL52点からスタートし、一つひとつ乗り越えることで100点超えを果たしました。以下に体験談も載せていますのでご覧ください。