TOEFLリーディングで「時間内に終わらない」「中々スコアが上がらない」という方も意外と多いのではないでしょうか。
日本人は比較的リーディングが得意な方が多いですが、TOEFLのリーディングは語彙レベルが高く文量も多いため、しっかりと対策をしていないと時間内に解き終わるのは困難です。
本記事ではリーディングで29点を取得した筆者が実践していた学習方法を紹介します。
<この記事の対象者>
・リーディングが伸びなくて悩んでいる
・リーディングの攻略法を知りたい
TOEFLリーディング対策
語彙を増やす
リーディングで得点が伸びない方の原因として最初に考えられるのが語彙不足です。
前後関係から推測しようにも、一文の中に知らない単語が複数あるとお手上げになってしまいます。TOEFLでスコアアップするためには、まずはTOEFLで頻出する単語をインプットする必要があります。
受験生の多くが使用している定番の単語帳『TOEFLテスト英単語3800』の使用方法等については以下の記事で紹介しています。
背景知識を増やす
「文章は読めているのに中身がイマイチ頭に入ってこない」という方はTOEFLの背景知識不足の可能性が高いです。
公式ガイドと問題集で10回分以上の過去問をやり込めばある程度の知識は付いてきますが、もっと効率的に背景知識を集中的に学びたい方にはビジュアル英単語がおすすめです。
TOEFLの教養・前提知識が網羅されており、かつ図や写真を多用していて視覚的に理解できるので短期間で背景知識を一気に付けてしまいたい方は是非試してみてください。
単語を覚えるというよりはあくまでも背景知識を理解する目的で使用するのが良いでしょう。
基礎文法を学ぶ
単語力も背景知識もあるのに読むのが遅い方は基礎文法が身に付いていない可能性があります。
TOEFLでは複雑な文法は問われませんが、基礎的な部分については確実に理解しておく必要があります。
目安としてはベストセラーの『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』に載っているレベルを理解できればオーケーです。
本書ではTOEFLに役立たないマニアックな文法は載っておらず、TOEFL攻略に必要最小限の内容になっていますので、文法に不安がある方は確認してみてください。
公式ガイド・問題集を繰り返す
単語力・背景知識・文法が身に付いた後は、過去問演習を通じてTOEFLの問題に慣れていきましょう。
公式ガイド、公式問題集(Vol.1)、 公式問題集(Vol.2)の3冊で12回分の過去問演習が可能ですので、ここで問題傾向を掴み時間配分の練習を行いましょう。
過去問演習時は本番さながらきちんと時間を測って取り組むことが大切です。
どうしてもスコアが伸びない場合はTOEIC対策から始めるのも手
「色々な勉強方法を試してきたけど、どうしてもスコアが伸びない」という方もいると思います。
そういった方は「英文は前から後ろに読む(返り読みはしない)」といったリーディングの基礎が身に付いていないことが考えられます。
TOEFLの文章だと難易度が高いため、まずはTOEICのリーディングから始めてみるのも一つの方法です。
リクナビなどを運営しているリクルートが提供しているスタディサプリENGLISH パーソナルコーチプランが最近流行っていますが、独学で行き詰まった場合は、プロのコーチにサポートを受けて一気にスコアを高めていくというのも一つの選択肢です。
まとめ:TOEFLリーディング対策は根気強く
TOEFLのリーディング対策は語彙や文法の強化といった退屈な作業になりがちですが、そんな時には自分の学んだ単語や文法を実際に使う機会を設けるとモチベーションを維持しやすくなります。
オンライン英会話なら安くて簡単に英語のアウトプットができますので、まだやっていない方は是非試してみてください。